2010年03月09日

再挑戦!が、やっぱり迷子に、というか潜れない?

再び漁村へ。前回とは別のところ。
今日は村ですでに行われたプログラムについて聞いてみる。

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◆海岸沿いにある村


丁稚「坂西です。家族がいます。妻と子の写真です。
   これはおばあちゃんです。100歳で去年亡くなりました。」

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◆インタビューの様子

ムンさん「うちのばあちゃんも103歳。まだ歩けるよ」

丁稚「バグース(すごい)!何を食べているんですか?」

ムン「ばあちゃんは子どもから魚をもらって食べてる。
   でも子どもが多いから、いっぱいもらうんだ。
   ばあちゃんはそこから良い魚を選ぶ目をもっている。」

丁稚「勉強になります。一度お会いしたいです。
   ところで魚はどうやって獲るのですか?」

ムン「このネットを使ってだよ」

丁稚「へぇ、このネットですか。これは作ったんですか?」

ムン「いや、政府にもらったんだよ」

丁稚「いつ?」

ムン「先月に。ボートと一緒にな」

丁稚「ボートもですか?」

ムン「そうだよ、あの青いボートさ」

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◆政府からもらったボート

丁稚「ボートを前回つかったのはいつですか?」

ムン「まだ使ったことがないよ。漁の時期は来月からだ」

丁稚「そうですか、では今日は海には行ってないんですか?」

ムン「行ったよ、このボートで。海草をとりにね」

丁稚「へぇ、このボートももらったんですか?」

ムン「いや、このボートは作ったんだ。自分で」

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◆自分で作ったボート

丁稚「すごいですね、どうやって作り方を学んだんですか」

ムン「親父からだよ」

丁稚「材料はどうしたんですか?」

ムン「自分の家のマンゴーの木さ」

丁稚「じゃあお金は使っていないんですか」

ムン「そうさ」

丁稚「そいつはいいですね。
   ところであの青いボートはいくらぐらいなんでしょう」

ムン「さぁ、いくらだろうね、もらったからなぁ」

丁稚「あのボートってエンジンついていますが、
   何年ぐらい使えるんでしょうか?」

ムン「整備次第じゃない?5年ぐらいは使えるんじゃないか」

丁稚「五年後はどうしますか?」

ムン「お金を貯めて買うかなぁ」

ざっとこんな感じでした。
この後、どこに行っていいかわからず、、、


その後、別の場所で和田さんが村長を含め何人かと話している。
通訳の人が和田さんは「JICAから来た」と言ってしまう。

そうすると村長さんが「まだまだ援助が必要だ」と言いだす。
が、和田さんと数分話していると、「私たちの村は力がある。
自分たちでやっていけるんだ!」と主張するようになる。

う〜ん、深い。
迷子というより、潜らないといけないのか、と感じる。
平面でいくら道を探しても見つからないのかも、、、


posted by taku at 06:03| Comment(0) | 中田インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月08日

将来のマスターファシリテーター?

和田さん、中田さんの通訳をしてくれているNさん。
彼女の横でかちゃかちゃと速記録を作る毎日。

今日の終了後、僕のデスクトップの写真を見つける。
そこには息子の七五三の時に家族で撮った写真が。

nさん「家族の写真?いいね。これは何の儀式?」

丁稚「日本の伝統的な儀式。七五三っていう。
   子どもが三歳、五歳、七歳になった時にお祝いをするの」

nさん「なんで?・・・
    あっ、パーセプションを聞いちゃった(笑)」

別の人「そうだよ、事実を聞かなきゃ(笑)」

丁稚「本当だ。確かに「いつ」と聞けば答えにたどり着く
   始まった時代のことを反映しているから」

nさん「そうなの?」

丁稚「七五三がいつ始まったかは正確には知らないけど、
   その昔、日本でも乳幼児死亡率が高かったらしい。
   だから、七歳、五歳、三歳まで無事に生きられたことのお祝いやって。
   ちなみに女の子は三歳と七歳。男の子は五歳と七歳。」

nさん「ってことは、女の子の方が死にやすかったのかな?」

丁稚「さぁ?そうだったのかな」

(帰ってきてインターネットで調べると、そういう説もあった。)

nさんは今回で和田さん、中田さんにつくのは3度目のよう。
英語も同時通訳ができるし、ファシリテーションについても理解を深めているよう。
「和田さんの通訳をした人はみんなマスターファシリテーターになっている。
一人の例外もなく。だって和田さんの言葉をよく理解しないと通訳できないだろう?」とのこと。

それを聞いてnさんは「ビッグプレッシャー」と笑っていた。
ワークにも通訳としてだけでなく果敢に参加。
マスターファシリテーターになる日も近い?
posted by taku at 23:21| Comment(0) | 中田インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

参加者のコメントにレスポンスしない?

今日も昼ごはん時の話。

今日はJICA専門家のSさんの誕生日。

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◆バースディヌードルでお祝い。長生きするように長い麺料理。


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◆ダックちゃん、before


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◆ダックちゃん、after


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◆ピリ辛あんかけ豆腐


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◆チョコドリアンインドネシア風カキ氷?
 ドリアンが種ごとinされてました!まだ口中に匂いが、、


お腹いっぱい食べたところで、なんとく研修の話に。


中田「和田さんは研修のときに、研修生が一生懸命ワークをして、
   「これはこういう意味だったんですね」
   とか興奮して言ってきても全く相手にしないんだよ」

和田「そっ、「そうか、じゃあ次にいこう」て言うんだ。だって必要ないじゃないか」

中田「池住さんも一緒で突き放すんだよなぁ」

丁稚「???」

中田「わかるか?」

丁稚「。。。(いやわかりません)」

中田「見ているのは参加者が理解したかどうかなんだ。」

和田「理解していない人に説明しても理解できない。
   理解できるようになるまでレベルアップさせる必要がある。
   それを見るためにやるんだ。」

中田「参加者のコメントに答えてしまうと空中戦になる。
   参加者は喜ぶけど、理解が浅く留まってしまう」

丁稚「昨日の中田さんがすっきりさせないってそいういうことだったんですね。
   なんとなくわかりました。今まで、ワークをして発表してもらったら、
   それに対してコメントをすべきだと考えていました。
   中田さんたちはただ冷たいだけじゃなかったんですね!」

ということは昨日の宿題をいくら今の僕がやっても無駄だということだろうか、、、


●学生のデモ

日本でも報道があるかも知れませんが、ここマカッサルでは今学生によるデモが起こっています。
政府がセンチュリー銀行救済のための税金投入を行ったらしいのですが、
それにまつわる汚職があるとか、蓄財に関係しているかなんとからしいです。
(あんまり正確な理解ではないかも)

それに対するデモがインドネシア全国で起こっているのですが、
マカッサルは中でもデモが盛んな地域のようです。
ただ話によると学生はお金をもらってやっているだけ、とのこと。
実際、デモにより街は大渋滞。最近はいつも帰るのに渋滞に巻き込まれ時間がかかります。
迷惑を被っているのは一般の人たち。学生の目的はただ騒ぐだけなのか?



デモの写真をいくつか。道路でタイヤを燃やして封鎖してます。

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posted by taku at 23:33| Comment(0) | 中田インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月05日

80のおばあちゃんに説明する 〜昼食時の会話から〜

●昼食時の会話

今日の昼ごはんはミー(汁そば)。
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ミーを待っているときに和田さんからふと次のような投げかけが。

和田「坂西君、80歳のおばあちゃんにパートナシップビルディング、
CBIA(community based issue analyisi)を説明するとしたらどうする?」

丁稚「えっ、いや」

和田「それが中田さんのところでの作法だぞ」

丁稚「うぅ、おばあちゃんが経験したことがある事柄で例をつくるんですよね。
   ミーを食べる間待ってください」

和田「日曜まで待つよ」



食事終了



丁稚「できました!料理でいきます。
   おばあちゃん、こどもにご飯を作るときは栄養のことを考えるでしょ?
   でも、よその、、、」

和田「却下」

中田「今のお母さんならともかく、80のおばあちゃんが子どもに料理を作るときに
栄養のことなんか考えたと思うか?そんな言葉すら知らないぞ。」

丁稚「、、、はい、確かに言っていて無理があるなぁと思いました。」

中田「そうだろう。夫婦と友達の違いはなんだ?」


しばし雑談、、、


丁稚「もう一回行きます!」

和田「よし」

丁稚「おばあちゃん、だんなさんに浮気されたら嫌でしょ。
   でも他人の浮気についてはどう思う?」

和田「それはパートナーシップの説明だろう。
   パートナーシップビルディングの説明をするんだ。」

丁稚「あぁ」

和田「だめだな、そもそもパートナーシップビルディングを理解していない。
   日曜までの宿題ね」

実はこの後すぐにもう一つ思いついたのだが、お蔵入り。
まぁ改めて書いてみると我ながらひどい例えだ。書くのも恥ずかしいぐらい。
もっと恥ずかしいのは、そのときは全力でこれだったことだが。
週末考えます、、、


●番外編劇場の番外編

中田「研修ではすっきりさせないのが大事なんだ」

よくわかります、中田さんのお世話になってから約10ヶ月、すっきりしません。
早くすっきりとしたいのですが、、、


●今日の晩御飯

今日も松井さんの家ですばらしい夕食をいただく。

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◆エビフリャが手前に。奥になす、野菜いため。


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◆今日のスペシャルヒット。きびなごの甘辛炒め。
 水俣を思い出す、、、
posted by taku at 00:44| Comment(0) | 中田インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

初体験、事実質問! 〜歩くことはできた、が迷子になる〜

和田さん、中田さんと漁村に行ってきました!
二人のインタビューを一言一句もらさず聞くぞ、と気合いを入れていたら、
いきなり中田さんから「坂西さんもコミュニティファシリテーターの人と
通訳の人、三人一組で話を聞いてきてみたら」とぽんっと腕を叩かれた。

なんだか肩透かしをくらってしまったが、
良いチャンスだと思い直して、ぶらぶらと村を歩いてみることに。
誰に話を聞こうかと思っていると、道々の人たちが家においでよと誘ってくれたので、
手当たり次第に聞いて言った。

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◆こんな感じで。

和田さん、中田さんのやりとりも見させてもらったし、
聞いていくのは意外とできた。が、すぐに壁にぶつかった。
そのことを戻ってきて和田さんと中田さんに報告。
以下、そのやりとりです。

丁稚「コミュニティファシリテーターのSさんに話を聞いて
申し訳なくなってしまいました。」

中田「どういうこと?」

丁稚「いや、彼女は以前に2年ほどPMPNというプログラムで働いていたらしく、
そのときにけっこうばらまきをやったそうなんです。トイレを作ったりとか。
だから今も彼女を見ると何かもらえると思うらしくて。
しかも、今回みたいによその人とかと来る機会が多いそうで、
勘違いされるんですって。何か持ってきたんじゃないかと」

中田「そんなの関係ないよ。彼女のパーセプションだよ。」

和田「そっ、彼女のコミュニケーションの仕方が変われば変わる。」

中田「言い訳なんか聞かずに、村の人とどういうコミュニケーションをしているか聞けばいいんだ。
彼女がどうというより、そんなパーセプションしか聞けない坂西さんの質問の仕方が悪いんだよ」

和田「おぉ師匠は厳しいねぇ(笑)」

中田「当然だよ(笑)」

丁稚「うぅ、、、言い訳ですけど、彼女には聞き込んだだけじゃなくて
歩きながら話しただけですよ」
(事実だが、彼女の言い訳に囚われていて、事実を聞くことに思い至らなかったことは黙っておく。
言い訳に囚われたからこそ「申し訳ない」と思ったのだから。)

中田「そうか、聞いていった訳じゃないんだ」

丁稚「(ほっ、ごまかせたかな?)でも、聞き込んだインタビューも困難がありました。
いや、インタビューの方は事実を聞くのはうまくいったんです。
延々と聞いて来ました。もっと聞けそうです。
だけど、途中でどこに行ったらいいのかわからなくなるんです。」

和田・中田「(大笑)」

中田「そうだよなぁ、だから仮説がいるんだよ。見たことをもとに構成するんだ」

丁稚「陳舜臣が小説を書くようにんですか」

中田「そうだよ」

丁稚「今日は迷子になりましたが、少なくとも事実質問を繋ぐことができたのでよしとします。」

和田・中田「そうだよな、良かったじゃないか」

なるほど、今までも仮説の重要性は何度となく聞いていたけど、
あまり腑に落ちなかった。やってみて、できなかった後だとよくわかる。
それ無しには先に進めないし、仮説ってどういうことか、
その意味がようやくなんとなくだが感じられた。
さぁ、迷子にならないようになれるのはいつのことやら。



もう一つの気づきは、事実質問の楽しさ。


色々と聞いて回って中田さんたちに合流しようと戻っているときに、
一緒に歩いたコミュニティファシリテーターと通訳の人が「チョリ、チョリ」と連呼していた。
インドネシア語で疲れた、という意味らしい。
確かに今日は暑く、しかも暑い室内(倉庫)とかで話を聞いてきたけど、
僕は全然疲れていなかった。

それを聞いて思い到ったことがある。

今までもアジアの農村には何度も行ったことがある、
でも聞くことがあまりなくて、
というかどう聞いていいかあまりわからなくて、
すぐに手持ち無沙汰になっていた。

そして、そういう時けっこう疲れていた。
その度に自分は体力がないなぁ、まだ若いのに、と思っていた。
この仕事向いていないかも、とパーセプションを巡らしたものだった。

それはさておき、実際はそんなに体力に自信がないほうでもないのにどうも疲れるというか、
集中力が続かないことが自分でも不思議だった。
でも、今日は聞くことがいっぱいあったし、色々とわかるので楽しかった。
方向性がわからなくて困ったとは言え、話を聞くのは面白かったので、
もっと聞きたいと思うこそすれ、疲れたと感じることはなかった。

つまり興味がない(聞き方を知らない、話が広がらない)から必要以上に疲れていたのかも、
と丁稚は再度パーセプションを巡らすのであった。


●今日の食事〜〜〜〜〜〜〜
今日は漁村で昼食と夕食をご馳走になる。
漁村とあって魚がいっぱい。


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◆テンペとじゃこの甘辛炒め。好みの味♪

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◆ジャックフルーツの煮物、イカン(魚)など

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◆インドネシア風魚のはんぺん。
 昼ごはん時の話題を独占。インドネシアの人でも初めての人も。

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◆はんぺんの中身はこんな感じ。酸味も少し。
  すり身にココナッツミルクを加えて2度揚げたものらしい。

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◆ジンジャーコーヒー?
 一口飲んだ時はうわっと思ったが、だんだん病みつきに?

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◆晩御飯、空心菜の炒め物に魚の揚げ物
posted by taku at 23:30| Comment(2) | 中田インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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