2010年01月20日

JICA-NGO研修、運営委員会

表題の会議が関西NGO協議会横の研修室で行われた。
参加者は研修に関わったNGOとJICAの関係者。
長畑さんも東京から参加してくれた。

関係者会議なのでここで書けることはないが、一点だけ。

水俣での研修について。
「坂西は今まで水俣で受け入れ団体の立場だった。
そのときは「いかに効果的に教えるか」に腐心した。
今回はファシリテーションという概念を知ったので方針を変えて、
「教える」ではなく「学びあう」スタイルに変更した。
「教える」スタイルでいかに伝える側の満足度を上げても、
どこまで伝わっているかは測れない。FWという現場で何を見て、
何を学ぶか、そのふりかえりがとても重要だと知った。
今回も予期しない出来事があったが、そのふりかえりを
したことで学びが深まった。ファシリテーターの力量次第で可能。
一年目だったので完成度はまだまだだが、今後もこの方針で行きたい。」

という風に報告した。JICA側が興味を持ってくれ、
HP用の原稿を書くことになりました。また見てやって下さい。

ちなみに「予期せぬ出来事」とは、地域の入り方について。
水俣では二つのコミュニティに行った。

Aでは地元学を学び、あるもの探しの実践を行ったが、
外部者による地域調査の粋を超えなかった。
また地域住民との関係も深まらなかった。

Bでは最初に水源に行ったり、地元の家庭料理をいただいた。
地域住民との関係は深まり、良い関係性が築けた。

このふりかえりをJICA大阪に帰って行った。
なぜこのような違いが生まれたか。
共通の体験を事実に基づいて振り返りをすることで
地域への入り方、外部者の有り様について、
研修員主体の学びが可能になった。

フィールドワークの学びをどう研修員のものにするか、奥が深いなぁ。
逆に言えばファシリテーター長畑さんがいれば、
どんな研修でも有意義な学びを引き出せる?
今日の会議でも関西の人材を生かした研修のあり方が議題になったけど、
このような本質的な学びを引き出すファシリテーターの育成は容易ではないなぁ。

2009年12月18日

最終日!修了式 

ついに最終日を迎えた。
今日は、妻と息子、朔を連れての参加。
水俣病センター相思社の遠藤さんも昨日に引き続き参加。

午前中はコース全体の評価会。
司会進行はJICA大阪のTさん。
自由に、「良かった点」、「来年に向けての提言」などを語ってもらう。
Tさんが「正直な意見を聞かせて欲しい」と発言。

それぞれのコメントは以下の通り。

・フェルナンド
「プログラムは良かった。提言は資料が欲しい。
 紙ではなくデータで。
 今まで帰国して行った研修員が紙を捨てて行ったのを見ている。
 エコロジーではない。」

・ロサ
「満足した。手法、方法論についてよく学べた。
 最初の週、ゲームをしたり、絵を描いたり、プレイしたりしたが、
 意味が理解できなかった。が、最後に理解した。
 コミュニティで私たちはどうあるべきか、研修を通じて学べた。
 提言としては、今後も障がい者に向けての参加の可能性を残してほしい。
 通常、障がい者は専用のプログラムにしか参加できない。
 今回、私が参加したように今後もそのスペースを設けてほしい。」

・アタイ
「研修のデザインは素晴らしかった。ファシリテーターも良かった。
 また議論の機会なども多く、自分を表現することができた。
 提言はフィールドリップの後のふりかえりの時間についてだ。
 特に神戸の後は疲れていて、共有の時間が有意義ではなかった。」

・ディポッグさん
「全てにおいて素晴らしかった。それ以上、提言、コメントはない。」

・オットーさん
「ファシリテーションの考え、方法論を学べた。
 私はNGOではないが、NGOについてよく知ることができた。
 国に帰ってからは、より良い協働ができるだろう。
 提言としては、フィールドトリップの際に、特に神戸で、
 もっとコミュニティの人と話し合う時間が欲しかった。
 フィールドトリップ自体はとても良く、学びはあたくさんあっただけに残念。」

・ソアネさん
「ファシリテーションについて学ぶことができた。
 それらはコース全体のデザインから学べた。
 モジュールの最後に、研修員に向けての評価、もしくは
 アドバイスや提言があればより実りのあるものだった」

・レオさん
「コメントはない。不満もない。
 特にJICEの八木さんにお礼を言いたい。
 彼女の存在は私たち研修員にはとても大きいものだった」

・ゆかりさん
「フィールドトリップはとてもよかった。農村に行き、貴重な機会だった。
 しかし、もっと地域の人とコミュニケーションできる機会があれば良かった。
 特に神戸。インタビューなどもしたかった」

・ブレンダさん
「研修の機会はスペシャルだった。
 また他の国の研修員と経験をシェアできたのも素晴らしかった。
 私たちは違うコミュニティからきているが、同じような状況もまたある。
 そういった議論の時間が持てたのはとても貴重だった。
 コミュニティについて、そして人生について学び、考えを深めることができた。」

・クリスティーナさん
「みんなにとってとても良いトレーニングだった。
 プレゼンや議論など、その進め方が良かった。
 一方でもっとお互いの経験をシェアしたいという気持ちもあった。
 またフィールドトリップもあり、一つの場所に留まるより良かった。
 何人かが言及したようにそれらの時間が延長できればなお良かった。
 水俣での学びはとても大きかった。私は政府の人間。
 トップダウンのアプローチをとってきた。
 水俣でボトムアップの方法を学んだ。今までは住民に
 強制的にさせてきた。持続的な方法を見つけることができた。
 また多様性、紛争転換のセッションも興味深かった。
 WIN−WIN解決法など、活用できる。」

・ユナさん
「経験を良く学んだ。
 私たちのコースの強みとしては日本人参加者がいたことだ。
 他のコースでは日本人参加者がいなく、羨ましいといわれたことがあった。
 感謝したい。リフレクションなどのやりかたももまた勉強になった。」

・リチャードさん
「おはよう。シリアスな雰囲気だ。もうみんな泣きそうじゃないか。
 この研修の目的に一つに体を休めることがあった。
 NGOでは通常かなりハードに働くから。
 6週間はかなり長い。初めての経験だったが、良かった。
 提言としてはフィールドトリップで政府関係の人と話す機会がなかったことだ。
 それは水俣でも同じだ。アクティブに活動している市役所の職員とは出会えたが。
 特に議員と話してみたかった。批判的な意見を持っている人もいるだろうと思う。
 あとは他のコースがどんな研修を受けているのかを知りたかった」

・あおいさん
「PCD研修を通じてよい変化が私たち研修員にあった。
 そしてそれを表現してきた。
 もし機会があれば、長畑さん、三輪さん、そしてJICAがどのyほうな
 発見をこの研修を通じてしたのか、シェアしてもらいたい。
 その機会は私たちにとって有意義だと思う。」

・長畑さん
「帰国後、ここで学んだことをどのように活用していくのか。
 それは大きな課題だ。今までの研修員でMLを作っている。
 招待するのでぜひ参加して欲しい。これからもつながっていきましょう」

・遠藤さん
「日本での学びは活用できることできないことがある。
 辛い時はお互いの顔を思いだしてがんばろう」

・坂西
「水俣と神戸、私に関わりの深い地域、経験をシェアで来て嬉しかった。
 私は今後も神戸、水俣に関わって行く。お互いの地域でがんばりましょう。」


全体が終わった後、Follow−upのスキームについての説明。

昼食後、修了式開始。
今回は3コース合同。なんでもインド、ネパール、
インドシナにおける山道の整備のコースと
中小企業支援関係のコース。

まずはJICA大阪所長のご挨拶。
その後、各コース毎の受け入れ先、ファシリテーターが挨拶。

参加型開発コースからは長畑さんが挨拶。
いきなり、研修員に語りかけるというスタイルで入り、
会場の空気が一変する。研修員もそれに応え、場を盛り上げる。
長畑さんのメッセージはざっと下記のようなものだった。
「このコースを通じて私の学びをシェアしたいと思う。
 今日は坂西さんの息子が来ているが、自分の子ども時代を思い出した。
 私たちは農村から都会に移住してきた。
 そこでは伝統や習慣などのない全く新しい土地。
 そこでどのように活動していくのか。住民が主体的に、そして
 主導権を持ち、自分たちの生活をより良くしていくのか。
 集合住宅の自治会でも活動してきたが、未だよくわからない。
 コミュニティには自分にとってもミステリー。
 私たちはグローバリゼーションの世界の中ににいる。
 私たちが直面している問題は同じではないだろうか?
 あなたの課題は私の課題だし、私の課題はあなたの課題じゃないのか。
 これからもお互いの経験をシェアしていこう!」

長畑さんのスピーチは研修員はもとより、
この場に集ったJICAの関係者、他のコースの人にも響くものがあったのでは?

次に修了証の授与。
JICA大阪の酒井所長から一人ずつ修了証を授与される。
日本人研修員には、長畑さんからゆかりへ。
三輪さんから葵さんへ、それぞれ手渡ししてもらう。
よくあるセレモニーではあるが、関わったものとしては、
やはり感慨深い。

そして研修員からはグアテマラのロサが挨拶。
「研修員を代表してこの場に立てるのは非常に光栄です。
 私たちはこのコースを通じて、より多くの事実を見つけることができました。
 この経験を地域に帰ってコミュニティで活かしていきたい」
最後は日本語で結構長めの感謝のフレーズをスピーチ!拍手喝さいで締めくくる。

修了式終了後は、場所を移して、修了パーティ。
大撮影大会!それぞれが達成感に満ちた表情で、お互いを讃えあい、
これからも関係を繋げていくことを誓い合う。

最後にJICAの担当者を交えて関係者間でふりかえり。
国内研修員の多大な貢献、アクションプランのプロセスの在り方、
来年度のGI、研修員の午前中のコメントなどについて意見交換。

最後に今までの荷物、文具、成果物などを整理して終了。
ついに6週間に渡って行われたJICA研修も幕を閉じた。

2009年12月17日

アクションプラン発表! 二日目

◆フェロスさん(アフガニスタン)

Short term plan.......................
Almighty Allah says in holy Quran for the human to (get together,
set together, hand to hand and decide together)
because you always aware from each other and can help to
each other in every situation.
For example we have heard from Mach-Communicaton NPO
that in disaster of 1995 in Kove from 10-7 people helped by
their eighbors.

Activities 1)
Women Empowerment Projedt:
for 50 communities in two districts of Faryab province.

Action:
1.Translation of this workshop materials`s to Dari(my language)
2.Preparation of material for training and add something
else according to our religion, culture and tradition.
3.Conductiong of workshop for my colleagues

Activities 3)
National Solidarity Program(NSP)
NSP consists of four core elements

Action
1.Conductiong orientation workshop for my colleagues
(Master Trainers) Master trainers will train the project staff
2.Master trainers will train the project staff
3.The project staff train and aware and transfer
this ideas for the communities.
4.I will monitor their working the over two action(2 & 3)

Long term plan

Activity 1;Working with my community
Activity 2:Teacher Training Program

◆アタイさん(アフガニスタン)

Activities: Garbage separation
ACTION:
・Sharing the idea and experience I get from site visiting of
Minamata city regarding separation of garbage to UN-H staff
・Translating the recycling document to local language
I get from recycling center.
・Orientation and conductiong workshop to our staff
・Invitation letter to NGOs and GV
・Selecting one community and demonstrate the system of
separation to Municipality, NGO and community
・sharing idea of I get from separation garbage of
Minamata with Mulla Imam ( religious leader)

◆ディポッグさん(ネパール)

Enhancement of Economic Condition of the Rural Poor
through Agricultural Marketing

Target Group; Rural people, Member Community based
Farmers Cooperatives.
Project area; Working area of JCC sindhull, Ramechap
Implementing Organization
Junar Central cooperative Union LTD(JCC)

昼に水俣病センター相思社の遠藤さんが到着。

午後はトンガのソアネさん、ユナさん、
ソロモン諸島のクリスティーナさん、オットーさん。

(詳細後日)

アクションプラン終了後は、
最後の大パーティ♪。
OSIC内のカラオケルームで飲めや歌えや!
ダンスも出てきて、長畑さんを筆頭に踊る踊る。
楽しい時間でした♪

2009年12月16日

アクションプラン発表! 一日目

We must listen and feel our communities,
since in them are the solution and answers

Activity 1
JIMOTOGAKU, with the children in the community

Actions
・Games and dynamics(Origami)
・Long walk in the commuity
・To take photos and videos
・Record sounds of the community
・To make drawings of which they observe in the community

Activity 2
Do it - I learn (Environmental-Education)

Actions
・To make scale models of the community
・To make demonstrative and simple experiments
that are related to how the pollution in environment takes place.
・Reforestation, with magucy and natives species of the dry forest
・Second exhibition opened to the public of the experiments and
scale models made by the shildren of the community, in themunicipal hall.

What I want to do with in 5years based on my learning

Green tourism (trips to the dry forest)
・Ecological long walks
・Birdwatcher
・Mountaincering
・To climb(rapel)
・Visits to religious Mayan altars

Live museum in the community ( Circuit of maguey )
・Walking in the dry Forest
・Route and visits the maguey plantation
・Demonstration of maguey fiber extraction
・Demonstration of claboration of maguey crafts
・Room of sales of maguey

◆ゆかり(日本)

Do it, even if I need more Experiences

What I will do within 6-12 months

Activity 1:
Arumono-sagasi to find what we have in my community

Actions
1.Ask my families and the elders in my neighborhood about the history
and traditional foods of my community
2.Held a meeting to explain "Arumono-Sagashi" to people in my community
3.Arrange programs/events of "arumono-sagashi" that all people
in the community can partisipate in.
4.Send letters or broadcast to promote all families
in a community to join events.
5.Implement programs/events.
6.Cook meals from the vegetables/foods we will find through
"Arumono-sagashi", and share these meals with people in the community.
7.Get information by doing "arumono-sagashi",draw a map, and keep materials
8.Evaluate and improve the events with people in the community
9.Facilitate people to continue the events at least one a year
10.Make brochure to inform the community`s information to outsiders.

Activity 2:
Join into NGO as a volunteer or staff.

1.Find NGO which relates to my interest.
2.To make connection with it. enter/apply for this NGO
3.Even if I wait an approval from it, attend other seminars/forums
I am interest in.
4. If I can get an approval, do my best to require skills
& experiences as soon as possible.


What I want to try to do within 5 years.

1.Go to Africa as a vollunteer / a staff of NGO/NPO and
Use all methods I learned from this course,
(especially, gender/sex, donflict transformation,
communication skills, jimoto-gaku)
2.Go to graduate school to learn about problems
and solution and to find out what I can do for them.
3.Go to visit my friends countries who I met in this course
to know their organizations and management as many as I can.

What is the most precious things that I got form this course?
To make everyone smile & happy
Regardless their situations (culture, religion, backgraund, )


午後からはフィリピンのレオさん、リチャードさん、
ドミニカのフェルナンドさん、葵さん。

(詳細、後日)

2009年12月15日

アクションプランの準備!

いよいよ総仕上げ、アクションプランの作成に入る。
長畑さんと三輪さんが相談した結果、
今回は2つの期間で作ってもらうことになった。
1.5年以内、2.半年から1年間のもの。
基本は具体的な半年から一年間のものがベースになるが、
それだけだと色んな意味での範囲が狭められてしまうので、
中期間バージョンも作ってもらうことになった。

つまり下記のようなものになる。

Catch Phrase of my Learning in Japan

What I want to try to do within 5years.
Baced on my learning.

What I will do within 6-12 month.
Activity......................
  action 1).........................
  action 2).........................
  action 3).........................

短期間バージョンでは、一つの活動に対し、
いくつかのアクションを書いてもらうことにした。
ここで具体性を表現してもらいたい。

長畑さんが上記を次のように説明してくれた。
まず今までの研修の経験から考えられる活動を挙げてもらう。
地元学、あるもの探し、村丸ごと博物館などがでてきた。

次により良く確認するために、「昨日食べたものでおいしかったのは?」
と問いかける。(昨日、みんなでホームパーティに招待されたので)
アタイさんが「韓国のチヂミ」と返答。
長畑さんが「チヂミを作るときには何から始める?」と聞いていく。
「材料を買う」、「野菜を切る」、「小麦粉をまぜる」などなどがでてくる。
そして長畑さんが「それがアクションになるね」とコメント。
とても分かりやすい例で導入をしてくれた。

次にスケジュールを決める。
一人で発表しても良いし、同じ国同士でも可。
ただし、プレゼンの連続になり、発表者以外が無責任状態にならないように
グループを組んで、それぞれのグループの進行、ファシリテートもやってもらうことに。
スケジュールは下記のように決定。

12月16日 10:00〜12:00 グアテマラ、ゆかり
        13:15〜16:00 フィリピン、ドミニカ、あおい
12月17日 10:00〜12:00 アフガン、ネパール
        13:15〜16:00 ソロモン、トンガ

終了後、あるNGOの忘年会に参加。
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