2010年11月16日

水俣に到着!!

無事に関空に集合し、伊丹空港から一路水俣へ。
道中写真を撮ったのですが、内臓メモリに保存してしまい、アウトプットできず、、、
(後日UPしますね)

まず伊丹空港。鹿児島行きはなんとプロペラ機。
そして歩いて飛行機の乗り込む。
アジアではよくありますが、国内では初!
そしてプロペラがうるさい〜。
おかげであんまり打ち合わせができませんでした。

ともかく飛行機は問題なく、鹿児島へ到着。
そこからはバスで水俣へ移動。
道中、しっかり観察するもの、眠る人それぞれ。

今日は一つだけ見学先へ。
「陣の坂」という水俣が一望できるスポットへ。

高いところから、水俣駅、チッソ工場、天草、水俣川、埋立地、水俣湾などなどを見学。
ごく簡単にロケーションやチッソが水俣に来た経緯を説明しました。
みな、それぞれ自由に仮説を述べてくるのが面白かったです。
例えば「漁業がメインのようだね」とか。実際はぜんぜん違うのですが、、、

受けた質問は、「チッソはいつから?」「チッソは何をつくる?」
「今も海は汚れているか?」「どこからどこまでがチッソ?」
「チッソの製品は?」「チッソの従業員の数は?」「水俣の人口は?」
「補償は国から、チッソから?」「チッソはまだ元気なのか?」
「患者はどこに?」「天草も人がいるのか?」などなど。

坂西から説明したのは、チッソの経緯。
「チッソは水俣市が強力に誘致して来た。決め手はきれいで豊富な水。
 工業用水が豊富で、かつ水路での移動が簡単だった。100年前は流通の中心は海運。
 つまり利便性がよかった。」

もう一つは地形。
「水俣湾の向こうに天草がある。湖のようだとよく言う。
 つまり水銀が流れていかずに溜まる。」

去年は寒くてあんまり居れませんでしたが、今年はけっこう平気でした。あんまり寒くない。

夜は相思社の遠藤さんと打ち合わせ。
さて、いよいよ明日から本番。楽しみです。

2010年11月15日

中田さんによる事実質問のインプットと練習

今日は再度、中田さんにお出ましいただきました。
長畑さんとのバトンタッチでとても難しい役回りをお願いしています。

まずはリフレクションから。
issueとproblemの違いについて、それぞれfindingを述べる。

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「水のボトルについて、「what is this?」と聞くシーン」


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「coping strategyと暗黙知、形式知についてのインプット」


このリフレクションででてきたポイントから、
上記のcoping strategyと暗黙知、形式知についてのインプットを行う。
まさに変幻自在。実は当初に聞いていた予定とは違うが、
研修員からでてきたものにあわせて「ポケットの中からツールをだす」。


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「前回のインドでの開発現場の絵から話を始める」


またリフレクションで週末の話から「着物」がでてきて、
そこから日本の近代化の話になった。
「実際の経験からきている話なので空中戦にならない。
 もし空中戦になりかけていても、実際の経験に引き戻すことが容易」
と事実から始めることの重要性を教えてくれました。

「proper entry pointは注意深く観察して見つけなければならない」とも。


そして前回の最後に使ったインドでの開発ワーカーの絵から。

「この絵ではコミュニティの人が、外部者にそこをどいてくれ、と言っているが、
 実際のシチュエーションではこうは言わない。」と切り出し、
Mのコミュニケーションについて話を進めてくれました。

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「Mのコミュニケーションの罠について語る中田さん」


Mのコミュニケーションについては中田さんの本を読んでもらうこととして、
中田さんは「このようなdevelopment theaterを避けるにはどうしたらいい?」と問いかける。

研修員からいくつか反応がでてくる。
「そう。what is thisではなく、みんなが言ったようにwhat do you see from your starting point?
 と聞くのも一つですね」

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「和田さんのインドでの苗の話。事実質問の重要性について学びます」


和田さんのこの話についても、ぜひ新著でじっくりと読んでください。
まだご購入いただいていない方はご連絡お待ちしています〜


さて、午後のセッション。
テーマは「How to find the entry point」。

水俣でのフィールドワークを実りあるものにしたい、という
坂西のお願いをきいてくれ、事実質問についての練習の機会を持ってくれました。


まずコミュニティの人とイコールな関係を作るにはどうするか。
「フレンドリーだけでは足りない、和田さんはフレンドリーでもない。
 その一つはshow interest。ここから始めることができる。
 和田さんは興味のなさそうな老人と話すことで全体の興味を惹く。
 これは高等テクニックだけどね」


そして再度事実質問の確認。
5W1Hから。「特に使いやすいのはいつとどこ。すべての事実にそれはある」。
「WHYは特にネガティブな話の場合はいいわけを引き出してしまう。」

ここではバングラでの薬屋について質問したときの例を紹介してくれました。
「限界のあるわずかな例だけど、事実。ミクロリアリティからマクロへ」。

しつこいようですが、この意味を深く知りたい人は新著をお読みください。
新著の一つのハイライトでもあります。新たな地平を見ることができますよ〜

パメラさんは上記について「私達は事実を知りたい。だから直接的に聞く。
でもステップバイステップで聞くことが重要なんですね」と気付きをシェアしてくれました。


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「エントリーポイントになりうるモノを挙げていきました」


で、練習。what is thisのthisをできるだけ考える。


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「鉈について聞いていくワークをしました」


中田さんからのメッセージ。
「坂西さんが水俣でレクチャーをするだろう。しかし、それを信じてはいけない。
 現地の人に聞くときは、「〜と聞きましたが」と一度確認してから聞くこと。
 二次情報には気をつけないといけない。相手はよくわからず一般的な答えを考えるかも知れない。
 try to observe, try to simple question。みなさんのfindingを楽しみにしています」

と締めてくれました。ここまで仕込んでいただいたので、水俣でのFWとても楽しみです。
折に触れて中田さんのメッセージを思い出してもらいながら、フォーカスしていきたいです。

また帰りの車中。国内研修生の方が「水俣で質問するときの目的は?」と聞かれて、
僕は「興味のあることを聞くだけ」と答えたのですが、中田さんが「目的なんかないんだよ。
聞いていくうちにでてくるんだ」と言ってくれました。

実はこの答えは僕も何度か聞いて、答えてもらったことがあります。
実はその時は「??」でした。どういう意味なんだろう、と。目的がないなんてあるのか、と。
しかし、今日はものすごく落ちました。確かにそうだ。
聞いていくことで、リアリティに触れ、そこで道が見える。そうでなければ目的は生まれない。
いや、方向性が見えるわけがない。

まだクリアーに道が見えたこともないですが、その確信だけは持てるようになりました。
これがロールモデルがある、ということの利点なんですね。

ともあれ水俣でのバーチャルではありますが、研修員の実践報告をお楽しみに♪



◆フィリピンのノトさん誕生日♪


明日はフィリピンのノトさんの誕生日。
明日は移動日なので、今日お祝いをしました!

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「パメラさんからみんなで書いた色紙をプレゼント」


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「ささやかなパーティ」


ノトさん、若く見えますが二人のお子さんがいるお父さん。
ちなみにフィリピンでは、誕生日の人がみんなを招いてお祝いしないといけないそう。
ノトさんは昨年は50人ほど呼んでスナックとワインを振舞ったそう。
みんなから「今年は日本にいてラッキーだったね」と。散財しなくて。

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「パキスタンのアリさんと。ノトさん、人気者です」


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「パーティ中も続くレクチャー?事実質問が楽しく学べます。パーティスタイルで学びも盛り上がりました〜」

2010年11月12日

issueとproblemの違い

◆issueとproblemの違い

今日はインドネシアで和田さんが
村に入る前に「ここには3種類のメイズがある」と
仮説を組み立てた話からスタート。

パートナシップビルディング→観察→事実→仮説→検証→課題の仮説

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その後に長畑さんの体重の話から、
issueとproblemの違いを説明。
問題は現実と理想の距離、ギャップ。
その場合、現実をあげるか、あきらめるか。
課題は解決可能なもの、ととりあえず定義し、
ワークに入る。

2人でペアを組んでissueとproblemについて質問しあう。
僕のペアはグアテマラのパメラさん。
ラベガ市のメインリバーの汚染について。
川沿いに住宅地と工場地帯があり、両方からの排水やごみの投棄で
川が汚染されているそう。彼女の団体は長靴やグローブを提供して、
川の浄化活動を行っている。一方、政府は巨額のお金を投じて、
コミュニティ毎移住させ、川をきれいにするプロジェクトを進めている。

話を聞いていて、住んでいる人の困難が見えなかったので、
「住宅地の人は川の水を使うの?」と聞いてみた。
すると「特に使わない。子どもが遊んだりするぐらいかな」ということだってので、
さらに「他にこの川の水を使う人はいるの?」と質問。
答えは「下流に農業地帯があってその人たちは農業用水に使っている」ということだった。
困っている人は下流の農民だった。
一方、住宅地の人が汚染で困っていることとしては、
上記の政府による移住プロジェクト。川がきれいなればそこに住み続けることができるよう。
住民の多くは移住を望まず、そのままそこで住みたいと希望しているということだった。

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それぞれ質問を終え、お互いのパートナーから聞いた話を全体でシェア。
issueとproblemということで面白い例がいくつかでてきた。
例えばファイサルさんのケース。希少動物の一種で野生の鹿がいたそうだ。
それを外部の環境保護団体が保護しようとしていたらしい。
つまり外部者にとってはissueでもコミュニティの人にとってはissueではない。
しかし、最近ではエコツーリズムを行うようになり、
その資源として野生の鹿が重要なことがあがってきた。
この段階になりようやくコミュニティの人にとってissueとなったわけだ。

このような例をいくつかシェアし、issueとproblemの違い。
またneedsとissueの違いについて理解を深めていった。
その助けとして、長畑さんから話を振られ、
カマルさんが本当の課題だったら何かのアクションを起こしているはず、
という原理に基づき、村人に気付きを与えたという話を紹介。

午後からは、上記のパメラさんの話を使ってワークをすることになった。
2つのグループに分けて、下記を30以上あげる。

What are the good points/benefit
1.if the river become clean

2.if the community stay at their original place
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どちらのグループも苦戦したが、なんとか30以上あげる。
それをコミュニティ、地域、国、国際の4つのレベルに分けて、
カテゴライズしていく。
課題はある地域のものだけではなく、国際的にもつながる可能性があり、
あなたの課題が私の課題でもあるかも知れない、という話。


長畑さんのセッション終了後、水俣病のビデオを視聴。
研修員は日本人が持っているような水俣のイメージを持っていいないので、
古典的なものを一本見てもらう。

またフィールドワーク中は地元学が中心となるので、
水俣病についてはそれほど学ぶ時間がないこともあり、
できる準備は大阪でしておく。

視聴後の質問としては「今の状況は」「今も汚染が続いているのか」
「チッソが作っているものは何か」などなどでした。

2010年11月11日

obsevationフィールドツアー

◆Observationフィールドツアー

昨日のリフレクションでは、「やってみると難しかった」、
「現場で間違えるととりかえしがつかない」などロールプレイで感じたことがでてきた。

ふりかえりをうけて長畑さんが、参加とは誰がするものか、と問いかける。
「参加とはコミュニティの人が私達のプログラムに参加するものではなく私達、外部者がするもの」
研修員の同意は得た上で、ヤダブさんが「通常は逆になっている」と現状を指摘してくれた。

さて、今日のトピックは観察。
事実を集めて、そこから仮説を作る。

実際にJICA大阪のまわりを歩いて観察の練習をする。
2つのグループに分かれる。山グループと川グループ。

川グループは、パキスタンのファイサルさん、フィリピンのノトさん、ネパールのヤダブさん、
朋さん、八木さん、坂西。

最初に稲刈りの後の田んぼとため池を見る。
ここでは早速、ため池はなんのために使うか、という仮説の話し合い。
が、ともかくは事実を集めようという声もあり、意識していることがうかがえる。

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その後、保育園に行くもすでに閉鎖していて、リサイクルショップになっていた。
ちょっとだけインタビューをする。

それから公園、路地を歩く。
アパートをみると、公的なものかプライベートかという質問が多かった。
路地にある昔ながらの家を経由して、イスラム文化センターへ。
普通の家で、看板だけがでていた。残念ながら留守で話すことはできなかった。

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最後に春日神社へ到達。
かなり雰囲気のある本格的な神社。きれいに掃除されており、
地域の人が大切にしている様子が伺える。

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ファイサルさんは興味深い様子で、狛犬や書かれている文字について聞いてきた。
が、日本人はあんまり答えられない。そこで「日本人はあんまり信仰心が篤くない」
という仮説を話、みんなで大笑い。

川チームは道を歩きながらも、会話をとらえてはこれは事実、これは仮説と意識していました。
午前中、たっぷり歩いて帰着。

午後からまず事実をできるだけあげる。
それをカテゴライズする。

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その事実の中にパーセプションが混じっていないかチェック。
例えばClean road。これは事実か否か。
長畑さんが問いかける。パメラさんは「ゴミが落ちていなかった」と答える。
「それが事実ですね」と長畑さん。

これを皮切りに、いくつかのパーセプションを指摘していく。
その後、集めた事実をもとに仮説をたててみる。
過去と未来の仮説。

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今日の成果は事実とパーセプションが明確に分けられたことだと思う。
思ったほどの混乱もなく、ものにしている感じでした。

今日は午前中に身体をつかい、午後に頭を使い、
時間も長時間だったのでみんなお疲れの様子。
ご苦労様でした〜

2010年11月10日

ロールプレイ!

◆ロールプレイ

リフレクションの後、長畑さんから
「みなさんんは新しい場所で新しいプロジェクトをすることがあるよね。
 コミュニティに行く前に何をする?」

ヤダブさん「二次データを集める。ジェンダー、人口、バックグラウンドとか」

どこで?「地方政府、他のNGO、コミュニティの人に来てもらって、
     教会などの地方政府、インターネットなど」

長畑さん「コミュニティに行く前にプロジェクトが決まっていることは?」

研修員「ある」

長畑さん「それがコミュニティのニーズと違った場合は?」

研修員「プロジェクトを変えないといけない」

長畑さん「そう。だからプランは最初からいらない」

ヤダブさん「でもニーズはいろいろある。プライオリティが違うかもしれないが」

というやりとりがあり、では実際に体験してみよう、ということで
ロールプレイをすることに。

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グループを3つに分けて、それぞれに外部者と村人を演じることに。
グループAが外部者、グループBが村人、グループCが観衆といったぐあい。

グループBの村の設定は、下記のようなもの。
3000mの高地にあるコミュニティ。20世帯で人口120人。
主要な作物はコーンと豆。家畜も少しいて、学校は小学校だけ。
電気は水力発電があって通っている。道は歩く用の道だけ。車では無理。

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この村にグループAの外部者がやってくるという設定。
まずは自己紹介、そして組織の説明。その後に外部者による質問が始まる。

このグループは一方的に質問攻め。
コミュニティの人が質問する暇も与えず、
かつコミュニティの人のリアリティにも迫らないまま修了。

もう一つのグループでは、「私達は○○ができます」を連発して、
コミュニティの人たちに「あれもほしいこれもほしい」と言われてしまう。

などなどと、今までの長畑さんからのインプットで、
質問の仕方や外部者のあり方などを学んできていて、
頭ではある程度理解していたようだったけど、
ロールプレイをしてみると、すぐに先祖がえりしてました。

実際にやるには難しい、ということが実感できたかと思います。

最後にwhat can be done in order to build partnership with community,
More than 30 actionを考え、シェア。

いろいろとでてきました〜

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最後に長畑さんが
「事件は会議室で起こっているんじゃない。現場にあるだ」という
某ドラマの名セリフを紹介して終了。
コミュニティファシリテーターにとっても現場が重要というお話でした。

グアテマラのハイロさんがちょっと不眠になり、
今日の午後はダウンしていました。ちょっと心配ですが、
今日ゆっくりと休んで元気になってほしいものです。
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