2010年12月14日

中田セッションの振り返り

◆中田セッションのふりかえり

今日から長畑さん復帰で、ついにモジュール5、アクションプラン作成に入ります。

まず、昨日の中田セッションのふりかえりから。
長畑さんが「昨日の学びを私にシェアして」ということでスタート。
それぞれが感じたことをシェア。

「二つのストックがある。一つは相互扶助、もう一つは自然資源。
 外部者としての大きなチャレンジはこの二つの資源をどう守るか。
 まちに移住することで貧困が始まる。なぜならこの二つの資源から切り離させるからだ。」

長畑:モジュール1のコミュニティの機能を覚えているか?
   コミュニティは以前からあった。近代化によってそれらが壊されている。
   宮定さんも人間関係について言及していた。
   神戸では生活スタイルは近代化された。でも人間関係は壊れた。
   大川では?もう一度関係性を繋ごうとしている。が、困難に直面している」

「私達はハリムの娘と息子。アスハールの子どもではない、と中田さんは言った。
 私もアメリカで学び、時間とお金を投資してきた。
 ハリムは自然資源を奪い、教育を与えてきた。
 しかし、息子はコミュニティには戻らなかった。
 自分勝手ではいけない。気づきの多い話だった」

「通常は表面を見る。表面の課題に囚われる。そして深いところは見ない。私達の役割は何か、コミュニティワーカー、マクロを理解してミクロから始めないといけない。」

「持っているものから始めるというのは水俣と一緒だね。
 何を持っているか、そこから始めることが大事だという話だった。
 コミュニティと話すときは、中田さんのように例をつかって話したい。
 そうすればわかってもらえると思う。」

他にも近代化の構造や、資本の存在、マクロとミクロのつながりなど、
みんなの理解力に驚かされるぐらいよく覚えていました。
それだけ印象に残ったということでしょうか。
確かに昨日の話は知識というよりは、自分の行動指針にすっと入ってくる、という感じで
血肉になるという感覚がありました。特に事実質問というミクロに集中している中で、
度々どこに進んでいいかわからなくて迷子になることがありましたが、そんな時の道しるべになるような気がしました。もっとも中田さんには偏りすぎるな、とも言われましたが、ともかくしばらくはこのコンテクストを使ってミクロリアリティを見てみたいと思います。

2010年12月13日

中田さん再登場で「近代化における貧困」

◆釜ヶ崎ふりかえり

今日は中田さん、三輪さんのダブルファシリテーター。
まずは釜ヶ崎のふりかえりから。

炊き出し、すわっていた、飲んでいた、青空市場、外で寝ていた、、
というそれぞれのfindingがでてきて、その後それぞれにコメントを言ってもらいました。
以下、簡単に紹介します。

ノト
「ストリートチルドレンの活動をしているので興味があった。
 フィリピンと比べて、幸運だと思えたのは子どもを見なかったこと。
 フィリピンでは子どもが増加している」

パメラ
「ホームレス、ジョブレスの問題はあるが、環境は悪くなかったように感じた」

ファイサル
「驚いたということができる。ただ数が減少していることは良い傾向だ」

ヤダブ
「直接ホームレスの人と話すことはなかったのでfactはない。
 政府にとっては大きな問題という数ではない。100%はできないので。
 ただNPOにとっては無視できない課題だろう」

アリ
「事前にスラムに行くと聞いていたが、スラムはなかった。
 政府の支援もあり、状況は自分達の地域と比べれば悪くはないようだった」

ハイロ
「日本の近代化の影の部分。でも女性はいなかった」

中田さんからは2年前のJICA研修で釜ヶ崎にいったときの話がありました。
「高齢者が路上で生活している。炊き出しに並んでいる。
 なぜ親族は助けないのか。私達のコミュニティでは恥にあたる、
 と研修員が怒っていた。しかし、、、水俣の農村で若者をみたか?」

研修員「いや見ていない。数人いたぐらい」

中田「そう。2年前の研修でも広島の農村に行き、理解した。
   村には若者がいない。つまり助けに来れない。
   では、若者はどこに行ったのか」

  「確かに釜ヶ崎の問題は改善の方向にあるが、近代化の問題のシンボルと言える。
   経済は落ちている。一方、ホームレスの人も減っている。
   そして孤独死という別の問題が浮上している。路上生活から開放されても孤独死が待っている。
   ホームレスか、孤独死か、どちらがいいのか、深刻な課題となっている。
   釜ヶ崎では、それらの問題を解決しようとフレンドシップを保つ施設のスタイルも実践されている」

  「私達にとっては再定住プログラムの難しさを学ぶことができる。神戸も同じことがおこった。
   マニラのすもーキーマウンテンでもそう。リソースはコミュニティのつながり。
   それを求めて戻ってくる。私達はsocial capitalと呼んでいる」

坂西もボランティアワークに関わるようになった原点の一つとして、
釜ヶ崎での体験をシェアしました。
ふりかえりは、まぁこんな感じで終了。



◆近代化とは

さて、ここから今日のセッション本番。
まず中田さんから「6週間の間に感じた一番の驚きは?」という質問。

インフラ、道、灌漑、水道、水俣でのタイムプランニング、JICAバスのタイムマネジメント、、、

ノトさんからは「笑顔。日本の人がフィリピンに来て、笑顔が印象だったと語って帰る。
それがなぜかはわからなかったが、日本に来てようやくわかった。日本の人は忙しく笑顔が少ない」

それを受けてファイサルが「じゃあ私達の国も発展すると笑顔がなくなるんだね」と。
中田さんから「そう、近代化によって得るもの、失うものがある」。

他にも、文化の違い、ハグをしない、忙しい人生、私達の国はeasy goingなどなどがでてきました。


次に中田さんから近代化の本質についての説明。
modernization とは industrialization。

「ではあなたの国で見ることのできる近代化は?」
、、、日本企業、トヨタとか、、
「そう。では日本でフィリピンを見ることができる?」
、、、いや、、バナナぐらい、、

強い企業の存在が大きな違いであり、工業化の重要な部分。
タイはアジアでは経済が発展している。しかし、それでもトヨタの年間売り上げと年間予算が比較できる。

他に近代化の要素はなんだろうか?
資本、銀行、労働力、土地、材料、教育、技術、、、

日本での最初の工業はシルク、ではその材料はどこから?  農村から。
そう、では誰が育てた?  農家の人。
そうだ、都会で育てたわけではない。農村、地方の材料から始めざるをえない。


◆インドネシアのケースから近代化の本質を考える

午後からは中田さんがインドネシアで聞き取りをした話を紹介してくれた。
ハリムさんとアスハールさんの二つの家族のケースから近代化の本質を見る。

この話はとても面白く、学びに溢れています。
この詳細を知りたい方はぜひ「途上国の話し方」を読んでください。同著のハイライトの一つでもあります。

ということで結論だけ報告すると、
「ハリムさんは力を持った農民で子どもに高等教育を受けさせることができる、
 しかし村には決して帰ってこない。
 これがturning point from subsistance economy to market economy。」

「アスハールさんは貧しい農民。家を建てるときにお金がなければ家畜を殺す。
 農地も限られているが、山の木を切る力はない。都会に行って建設現場で働き、スラムへ行く」

「つまり二つのストックが農村にはある。それは相互扶助と自然資源。
 私達はストックは預金通帳で見ることができるが、これらは見れない。
 減少にも気づきにくい。」

「家族が都会に移住して本当の貧困が始まる。しかし、貧困は現象であり、レッテルではない。」


ということで、これだけでは何のことかわかないし、僕の抽出の仕方もうまくないので、
詳しい内容を知りたい方はぜひ「話し方」を読んで下さい。

最後に中田さんからのメッセージとしては
「農村に人がいないと言うな」「コミュニティが何を持っているか、
何を失ったか、あなたではなくコミュニティの人に理解してもらう必要がある」と締めてくれました。

個人的にも事実質問のその次、が霧の向こうだったので、
マクロコンテクストへの理解を深めることができ、少しは視界がよくなりそうです。

またセッション終了後のふりかえりで
三輪さんが「今日の話で子どものことを思い出した。自分の子どもの成長にはなかなか気づけないが、
他人の子どもの成長はよくわかる。外部者の役割もそこにあるような気がする」
と言ってくれて、ハッとしました。

確かに日々農村コミュニティで起こっていることは、日常の中で少しずつ起こっていること。
その変化には当事者では当事者ゆえになかなか気づけない。そこにマクロの視点から物事を見れる
外部者の役割があるのかも、という視点はすとんと落ちて来ました。

中田さんが言うように「あなたではなく、コミュニティの人に理解してもらうことが重要」。
そこがあって、coping strategyが考えうるのだと思いました。

という訳で今日でモジュール4が終了。明日からアクションプラン作りです。
関係者ふりかえりで中田さんより大事なポイントは伝授してもらいました。
いよいよ研修も大詰めです!!

2010年12月11日

釜ヶ崎FW

ブログ、容量オーバーのために写真がUPできなくなってしまいました。
追加申請中ですので、写真はしばらくお待ちください。

◆釜ヶ崎FW

今日は研修生の要望に応えての釜ヶ崎FWです。
みんなの希望ですが、特にストリートチルドレンの活動をしているノトさんなんかは
強い興味があるようです。

今日は大阪市立大学の白波瀬さんと平川さんにフィールドワークのコーディネートをお願いしました。


◆釜ヶ崎概要レクチャー

まず、お二人から釜ヶ崎の概要についてレクチャーを受けました。

「釜ヶ崎は小さくて都市部に近いが、多くの人が避けて通るマチ。そして地図にはない。
 特徴としては日雇い労働が多い。1950-1970に大量の安い労働力が必要になった。
 賃金が安く家族をもてないことも多い」

「他の特徴としては男女のバランスが崩れている。
 2005年の状況は男性21512人に対して女性は3729人。
 また高齢化が進んでいる。1990年年代にホームレス問題がでてきた。
 当時は2000人ぐらいが路上生活者を余儀なくされていた。」

「日本には生活保護がある。最低限の生活を保障するもの。
 ただ住所がないと申請できないので、ホームレスの人は対象外だった。
 しかし、現在は適用されるようになり、ホームレスの数は減少した。
 だが別の問題も浮上した。それは生活保護が増加しすぎて財政を圧迫したこと。」

「課題としては、一人暮らしによる孤独、関係性の欠如。生きがいや見守る人がいないこと」


◆釜ヶ崎FW

写真がないのが残念ですが、FWで回ったところです。

ドヤ、シェルター、医療費の要らない病院、三角公園での炊き出し、
路上生活者用の清掃事業、施設は立派だけど児童数の少ない小学校、
警察署、路上マーケット、教会の施設、労働センターなどなど、
を説明を受けながらまわりました。

インパクトがあったのは、病院でしょうか。
その存在が労働者の再生産を目的とされており、
行政の暗黙の了解が見え隠れします。

また労働センターの風景も研修員にはインパクトがあったようです。
ちょうど手配師の車などがあり、ここで多くの質問がでていました。


◆質問コーナー

FWを終え、センターに戻ってきて質問コーナーです。
研修員からでてきた質問はざっと下記のようなものでした。

Q,生活保護の条件は?
「生活が困窮していること、家族のサポートがないこと、資産がある場合は無理。
 問題は申請主義ということ。精神障害や知的障害を持っている人はサポートがないと難しい。
 また政府は積極的にサポートしようとはしない。支援団体がサポートしている」

Q,NPOの活動は?
「前述のように申請をサポートし、生活保護にかけることを行っている」

Q,故郷に返す政策は?
「そういうものはない。また日本のホームレスの特徴は家族関係が切れている、ということ。
 帰っても居場所のない人もいる」

Q,政府の支援は?
「2002年のホームレス自立支援法ができた。そこで仕事の紹介や職業訓練を行っている。
 しかし、仕事を作り出すことはしていないので、課題がある」

Q,以前に労働者は他の地域から来たという話を聞いた。
 労働者の存在が現在の社会の基礎を支えたという見方もできるが、
 そういった人たちに特別の退職金などはないのか?

「残念ながらそういうものはないが、ご指摘いだたいたポイントは重要なところ。
 日本ではまだ怠惰な人たちというイメージも根強い」

Q,NPO間や政府との間でのネットワークはないのか?
「そういう動きはあるが、ラディカルな団体もあれば、行政協調型の団体などあり、
 なかなかネットワークを組んで協働することは難しいようだ」


◆フィードバック

質問がある程度でたところで白波瀬さん、平川さんへ感じたことをフィードバックする。

ノト
「ストリートチルドレンの活動をしているので興味があった。
 自分の国の状況と比べると恵まれているように感じたが、
 今まで見てきた日本の別の部分を見ることができた」

パメラ
「驚いた。しか
し、私の国ではホームレスの人はあらゆるところにいる。
 その場合、フォーカスできない。釜ヶ崎は集中しているので支援しやすい側面もあるのでは」

アリ
「自分の国と比べると貧困の状況は良いように思えた。配給もあるし。
 またマチが汚れているという印象も受けなかった。」

ファイサル
「日本にもこういうところがあるのだと思った。
 生活保護による財政負担を計算したが、170億にもなる。巨大な予算だ。
 これがいつまで続くのだろうか。将来の課題と言えるだろう。」

ヤダブ
「自分の国にはホームレスは少ないが、釜ヶ崎の貧困の度合いはひどくないように見えた。
 しかし、日本の通常の生活レベルと比べると厳しいものを感じるだろう。
 精神的にも大きな疎外感を感じるように思う。日本にとっては大きなチャレンジだが、
 政府とすれば人数も少ないので無視できるレベルでは。NPOにとってはそうではないだろうが」


というようなコメントがありました。
そして最後に平川さんから「短時間によく理解されている。確かにホームレスと一言で言うが、
その背景はさまざあり、ホームレスと言う一言ではくくりきれない。私は刑務所から出てきた人の
その後の研究をしていて強く感じる。次はぜひみなさんの活動地に行ってみたい」とコメントいただきました。

また日本人参加者のともさんから「今まではホームレスの人は怠惰な人という印象もあった」と
コメントがあり、日本での釜ヶ崎の位置づけを感じてもらえたのではないかと思います。
月曜日は釜ヶ崎のふりかえりから再開です。

2010年12月10日

コラボレーションについて深める

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神戸FW2日目、及び昨日のふりかえりを欠席したので久しぶりの参加。
神戸FWを終えて、今後ディスカッションしたいこととして、
下記の3つが上がったそうです。テーマはコラボレーションと言えるでしょうか。

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@ Volunteer Coordination / How to involve citizens in our activities /
How to mobilize the citizens to contribute their time/money to NGOs

A How can NGOs run small business for income generation?

B How to create better relations among NGOs and Governments


まず長畑さんがstakeholdersについて聞いていきます。
Profit company- board of director, employees, customer, suppliers, competitor, agents
NGO- board of director, staff(paid), volunteer, community(target group), donors, other NGO, Government, the public, owner, supporter

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そしてそれぞれのpurpose/reasonについて。
Profit company- invest money to get profit, to manage the company(money and power), salary, fulfill needs, to sell their products
NGO- to manage the NGO, salary, mission, vision, objective, problem, issue, to learn, contribute, agreement, accumtable, maching skill and interest,,

ここでヤダブさんからJOCVを例にニーズとマッチしていない、期間に限界がある、という話があり、
JOCV経験のある高橋さんに長畑さんが話を聞いていく。
「ブルキナのどこの組織でボランティアをするのか選べたの?」
  「いや、選べませんでした。その組織のミッションなども行くまでは知りようがなかった」
「じゃあ、あいあいネットのボランティアをしていたときは?」
  「それは長畑先生からいろいろと聞いて、興味を持ったから関わるようになった」
というやりとりがあり、ミッションやビジョンへの共感が大事だという話を押さえる。

次にこんなマトリクスをやりました。

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上記で出てきたIndividual donation, membership / internal own business/ grant, subsidy/ commisioned projectについてのメリット、デメリットを考えていきました。


その中から「supporters」、「Volunteers」について突っ込んで考えることに。
ここではSupporters は財政的なものを指すとして、volunteersは人的資源ということにした。

3つのグループに分けてそれぞれの事例を考えていく。
フィリピンのストリートチルドレン調査、パキスタンの災害後の緊急援助、
ネパールでの教育難民へのプロジェクト。

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それぞれどこから調達するか、どのようにということをグループで考え、全体でシェアした後に、
2つのグループに分かれてどのようにアピールするか、ということを考える。


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「間に壁をつくり、両チームとも真剣」


長畑さんから、人が集中できる時間は?という問いにみんなが出した答えは5分。
じゃあ5分以内で自分達の活動、ミッション、目的をアピールしてみよう、ということに。
審判役は八木さんと坂西。

まずグループA。テーマはネパールの里親プロジェクト。
設定は審判役が会社の役員だとして、そこにプレゼンにきた、というもののようだ。

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アクターはネパールのヤダブさんとドミニカのパメラさん。
ネパールのポスターを使ったり、パンフを用意していた。
戦略はともかく丁寧に話すということか。まっすぐ目を見て真剣にゆっくりと話す。

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今までに10年の経験があり、何人を教育が受けられるようにした、児童労働から救った、
などなどの結果を話してくれた。また支援の方法もすべてのコストをカバーする方法もあれば、
一部を担ってくれるタイプもある、ということを説明してくれた。
惜しむらくは一方的で、こちら側に発言の機会がなかったことや、
こちらの共感をはかるような意図が感じられなかったことか。

そしてグループB。テーマはストリートチルドレンへの支援。
こちらはTVショースタイル。まず、二人のストリートチルドレンが現れる。
シンナーを吸い、旅行者(ともさん)からカバンを奪い取ったりしている。
そこに警官が現れる。

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そんな日々を繰り返している彼らにNGOのスタッフがやってくる。
ストリートチルドレンの支援をしている、という話があり、
食べ物や住むところの供給をしているという話があった。
次の再会を約束して終幕。

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次にシーンがかわり、ノトさんの指揮のもと、最後のアピールが。
こういったストリートチルドレンが増えており、あなたのサポートを必要としている。
それはボランティアと寄付の両面において。興味のある方はこちらに連絡してくれ、と
最後にボードがでてきて終了。
ドラマ仕立てで印象的だったが、詳細などを知るにはちょっと不十分だったか。

審判は八木さんがグループAの真剣さを推して1ポイント、
僕がグループBのパフォーマンスを推して1ポイント。WIN-WINとなりました。

ヤダブさんは次のようにコメントした。
「興味深かった。通常は国際的な助成団体にトライするが、
 今回のように民間の会社をあたることはしない。良い経験になった」

長畑さんからも「双方とも素晴らしかった。また他にも方法があるだろう。
ぜひそれぞれの地域、組織でトライしてもらいたい。
ただ重要なのは自分達の立ち位置を知り、そこから始めること。
でないとコラボレーションはできない。」とコメントがありました。


最後に来週からのアクションプラン作りについての話がありました。
長畑さんからは「それぞれたくさんのfindingがある。それは確か。
そしてふりかえりもしてきている。それをアウトプットすることを心がけて。
実際の作業は来週から一緒に始めましょう」

ということで週末は釜ヶ崎、そして京都バスツアーに集中できることに。
上記を聞いて「これでリラックスできる」とコメントした研修員も。

そして今日はグアテマラのハイロさんの誕生日。おめでとう♪
いつものようにささやかなパーティをしました。
ハイロさんが「一言いいかな」とスピーチを開始。
冒頭で「特別な誕生日。海外での。今は家族も居らず、友達もいない、、、」
と言ったところで一番の仲良しノトさんが「みんな、家に帰るか。解散だ」と笑いを誘ってました〜

2010年12月06日

モジュール4開始です

◆モジュール4開始

モジュール3を三輪さん、堀内さんが見事に行ってくれ、
今日からモジュール4が開始です。

今日はピンチヒッターということで中田さんが登場。
当初の予定ではモジュール2の最後とつなげて、
ミクロとマクロのつながりについて深めることを中田さんにお願いしていました。

しかし、朝一のモジュール3でのリフレクションで、
三輪さんが腹をすえて、やることを用意せずに研修員の持っているものを引き出し、
かつ内容が充分に研修員に落ちていることがわかり方針を変更しました。


◆You learned not only from contents but also from process


中田さん、モジュール3のふりかえり、
妻は何をしている? 仕事していない、という話から
カマルさんが夫婦を分けてそれぞれの一日の流れを書き出した、という話を紹介。

「妻は仕事をしていない」という話をしていた夫が、
妻の一日をみてから家事を手伝うようになったそうです。
もちろんこれは既に三輪さんがモジュール3でやったことでした。

中田さんはふりかえりも含め、さらに加える形で
「パーセプションは行動変化を伴わない。事実をみることでそれは起こる」と指摘。

加えて三輪さんが行ったプロセスから、表題のようにプロセスから学ぶことができる。
それがparticipatory trainingというものだ、と。


◆事実質問の重要性

ブレイクの後、事実質問の重要性について改めて指摘。
「対話型コミュニケーションは実践的だが、一対一の状況だけではない。
 コミュニティでは複数を相手にすることもある」

ということで中田さんの経験をシェアしてくれた。
ラオスでも移動農法をやっている人たちに収入向上プロジェクトとして、
養豚のトレーニングしたときの話。詳しくは中田さんの本を読んでくださいね。

概要は、既に伝統的な養豚をしている人たちがいた。
その人たちに今朝えさをあげたか。次に、では誰があげたのか?と聞いたという話。
トレーニングに来ていたのは、男性ばかりだったが、えさをあげていたのはほとんど妻か娘。
そこまで明らかになった後、次のトレーニングの内容を確認。次はえさやりと衛生について。
では、誰が次のトレーニングに参加する、と聞くと、ほとんどが妻を連れてくる、と言ったそう。

このプロジェクトはその後、とても成功し、現在でも継続されているそうだ。
ここでのポイントは、中田さんはジェンダーについては何も話をしていない。
ただ事実を聞いて言っただけ。そして重要なことはオーナーシップ。

中田さんが言うのではなく、参加者から言葉を発せさせることにより、
そこにオーナーシップが生まれる。taking responsibility。

この流れは戦略をつくり、ガイドする。しかし、当事者にはそれを感じさせない。
そこがスキルだそうです。

taking responsibilityについての話としてパナマでのJICAプロジェクトの話を披露。
これは人間性未来論に詳しく書かれています。

この話のポイントは対等な信頼関係を築くために、JICA側が必ず約束、例えば時間を守るなど、
を守ったということ。

ソムニードの和田さんも「こちらが本気」ということを示すために、
時間通りにコミュニティの人が集まっていなければ帰る、ということをすることがあるそうです。

中田さんは外部者が持っている制約、プロジェクトを予算を使って行わなければ成らない、
ということをそれぞれのケースに合わせて進めていきました。

ファイサルさんが「なるほど、シンプルな質問だけで、大きく結果が変わってくるんだな」と発言。

中田さんはコミュニティの人はよくわかっている。
私達、外部者が真剣なのか、ただ予算を消化しに来ているのか。
前者だということを示すのが、パートナーシップビルディング。
笑顔でフレンドリーであること、だけではない。和田さんなんか笑ったりしない、とのことでした。


◆最後の一言を言わせろ

プロジェクトの最初の段階はパートナーシップビルディング。

Both parties------development agency(outsider)

-------community people


プロジェクトのフレームワーク、はだいたいFIXしている。
だからまず住民組織をつくる。
が、今は開発プロジェクトの廃墟として住民プロジェクトがある。

一つのコミュニティに、小規模金融、農業、、、と20〜30のプロジェクトがあったりする。
私自身の間違いもこれ。ともかく外部者は参加型という名の下に住民組織をつくりたがる。

しかし、、If I hear it, I will forget.
If I find the necessity of organization. I will use it.

メンテナンスの重要性も同じ。気づけばやる。気づかなければ開発の残骸になる。
例えば3年のプロジェクトでそれが最後に起こってもいい。

それまでは我慢。 to be patient. trust people and myself。
人を信じて、そして自分を信じる。自分を信じるところが意外に重要とのこと。


この後、日本の近代化の秘訣ということで、おしんと渋沢栄一の人生を軸に
時代をおっていくDVDを視聴。神戸FWの準備として。

ポイントは4つ。・能力至上主義 ・和魂洋才 ・官民連携 ・教育重視
その中でも銀行と株式会社に重要性を見出したところが紹介されていました〜

で、明日より2日間の神戸FWです!
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