2010年11月23日

水俣のふりかえり

◆水俣でのスケジュールをふりかえる

今日は水俣のふりかえりをする日。
まず長畑さんから「recall memory minamata`s Field work」をしよう、という
話があり、ハイロさんがボランティアで進行役を務めてくれることになりました。

まずスケジュールについて、初日の移動日からかなり詳しく始める。
何時に集まって、何に乗って、何空港に行って、何を見たとか、、、、

そしてその調子で水俣でのセッションに入っていく。
ここも資料やメモを見ずにどんどん進めていく。

そしてできたのが、これ。4日分がホワイトボード3つ分になりました。

P1080911.JPG

インパクトが強かったのはやはり初日の薄原、遠藤さんの怒りと、
Asking question to the air、研修員の言葉そのままです。
他にも地元学における研修員の役割(風の人か土の人)における
遠藤さんと坂西の議論の対立など、意外なことを覚えているものです。
ここは関係者の調整不足だったのでちょっと恥ずかしいですが。

他にも食事のこと、コミュニティでの地元料理、出してくれたお茶などは
強いインパクトがあったようです。手作りという点が。
やはり人間食ですね。あと「水俣だから魚を食べるのだと思っていた」というコメントも。

一通りスケジュールのrecall memoryができたところで、
長畑さんが「what is important time or place?」ということで、
それぞれ出してもらいました。

・初日の薄原(事実質問失敗体験)
・吉永理巳子さんの話(水俣病被害者の話)
・ごみ分別見学と実施
・コミュニティでの昼食
・写真をとること
・あるもの探しのプロセス全部


◆経験を分析する

次に長畑さんから週末の話が。
実家の町を歩いたという話。それを分けると下記の4つになる。

P1080913.JPG

1.Fact,
2.Feeling, Perception
3.Lessons, Learning
4.Plan to action

「これが経験をふりかえるプロセス」という長畑さんの導入があり、
水俣での経験を下記の3つの視点でふりかえりことに。
一人では難しいので、ペアでお互い聞き会うことに。

P1080914.JPG

Experience
・Fact (what I observed, heard, touched, tasted, smelled)
・Thought, Feeling (What I thought, What I felt)

P1080915.JPG

Reflection
・Lesson ( It should be, It is important)
・Will (I want to improve, to change)

P1080916.JPG

Questions-remain

それぞれ聞き会った後、感想をシェアリングして午前中終了。
それぞれのfingingから。

アリさん
「ごみ分別。organizeされていた。分ける作業など。
 自分の地域では難しいかもしれないが、
 重要性に気づくことから始めることができる。
 ただ大きな課題はどのように理解するか、ということ」


ハイロさん
「薄原コミュニティ。初日に行ったところ。
 グループで行き、たくさん質問をした。そのことにより混乱した。
 ショックを受けた。どのように質問できるか。時間が短かった。
 グアテマラで定型的な調査票を作っている。人口やリーダーの名前など。
 コピー&ペーストしているよう。きちんと聞き取ることが重要だと感じた」


ノトさん
「大川コミュニティ。有用植物などいろいろあった。
 村丸ごとでは女性の参加などを知れた。
 吉本さんから話を聞いたときはツーリズムの話かと思ったが、
 エンパワーのプロセスであることが理解できた。
 またasking simple questionの重要性も理解できた。」


ヤダブさん
「絵地図づくり。あるもの探しの前に事実を集める。
 絵地図そのものが語りだす。発見はいろいろあった。
 灌漑の水車など。ネパールでは人力、ここでは水力で自動など。
 特にコミュニティをエンパワーすることは発見。
 住んでいる人は住んでいるから全部を見れていない。
 絵地図は誇りを与えることができる。自分の組織でシェアしたい」


ファイサルさん
「ごみ分別。コミュニティでやっている。
 自分のところでも水俣のようにできると思う。
 またコミュニティにも還元されている。
 住民の興味をひくことが大事」

パメラさん
「吉本さんの話。彼は経験と知恵がある。
 コミュニティを歩いていて人に会わなかったのも驚き。
 また質問の作り方についても勉強になった」

なっしぃ
「あるもの探し。神社、木、薬草、いろいろ見つけた。
 ただ今回はプレゼンしただけ。分析していない。
 何を見つけたのか。花を見つけた。観賞用の花。
 中村さんが妹からもらったらしい。その関係を聞きたい。
 自分達のためにももっと分析をしたい。
 どのように新しいものを作るのか。外部者はどこまで関わるのか」

とも
「吉永理巳子さんの話。差別されていた、患者なのに。
 小学校のときに学んだ。みんな知っている。でも水俣の人は語ることができない。
 なぜだか理解できないが、広島でも似たようなケースがあるそうだ。
 どのように差別がおこるのか」



◆モノについて聞き合う

午後から。「薄原での混乱したそうだけど」という話から。
長畑さんとしては、organizeの問題だけにしたくなかったそうで、
薄原での質問を一つずつ思い出していき、具体的にどういう別の質問があるのか、をみんなで検討。

「次の質問はいろいろな方向性がありうる。さてどこに行く」と問いかける。
するとパメラが「何を知りたいかが必要。そしてそこにガイドしていかないと」。
「いろいろなことをストーリーもなく次々と質問したらどうだろう?」、
ハイロさん「聞かれたら退屈に感じると思う」と長畑さんが次々に引き出していく。

P1080926.JPG

そして長畑さんから「ペアで相手のものについて聞いていくワークをしよう」と提案。
するとハイロさんが提案「みんなの前で二人が質問を聞きあうっていうのはどうだろう?」。
ヤダブさんが「いいけど、みんなの前でやるのは緊張するのでは」という意見があり、
長畑さんが折衷案を提案。「提案してくれたハイロさんにやってもらおう。もう一人ボランティアは?」ということでパメラさんが名乗りでてくれた。

P1080924.JPGP1080923.JPG

次に3人一組で聞き合う。一人は聞き役、一人は聞かれ役、一人は観察役。
僕はヤダブさん、ファイサルさんとのペア。偶然、水俣でのグループと一緒。

P1080931.JPG

最初に「what is this」から入らず、挨拶の後いきなり「あなたの仕事は?」から
スタート。しかもヤダブさん「あなたは先生だったよね?」というところからスタート。

その後、空中戦に突入。どうしようもなかったので「最初に戻ろうか」と言って、
再スタート。ヤダブさん今度はファイサルさんのメガネからスタート。
いくつかの事実質問をしていくが、いつのまにかメガネに至った症状などについて聞き出す。
ネガティブな話題だけにファイサルさんも口数少なめ。
が、ヤダブさんが「私も同じ問題をかかえている」と言ってから、話が深まりだしました。
自分を語る、共感を示すというのは重要ですね。

全体でシェアリングして終了。

今日は具体的に会話を事実質問でどのように展開するか。それには仮説が必要など、
具体的に長畑さんが話を進めてくれたので理解しやすかったです。

あとファイサルさんが「先入観をもつとだめだと教わっただろう」と言っていました。
ここには少し混同があるように感じました。確かに先入観を持って、思い込みの上に聞くのはだめだけど、仮説を持って聞くことは必要。そこが混同されており、聞く前にはとにかくフリーハンドで
「これは何」から聞かないと理解しているところもあったようです。

明日は「仮説の作り方から」です。
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