2010年11月19日

地元学、あるもの探し実践!

◆あるもの探し、オリエンテーション

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水俣FW最終日、今日は地元学におけるメインのワーク、あるもの探しの実践日です。
朝、大川に出発し、予定時間よりも前に大川村丸ごと生活博物館、ループ亭に到着。

まずは大川さんによる自己紹介と村丸ごと生活博物館に関わったきっかけを語ってもらう。
その後、地元学のオリエンテーション。

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今回は地元学、あるもの探しのやり方を丁寧に行う。
まずラッキーなことに案内人の人が3人も来てくれたので、
研修員6人を3グループに分ける。

次にやり方。まずここ数年のカメラを使わない、というやり方をあえて放棄し、
カメラの使い方を導入。一言で言えば、カメラにとれないものは聞かない、ということ。

これは初心者用にカメラにとれるもの、つまり目に見えるものを聞いていく、
それに集中するということを簡単にするためのもの。
こういうカメラの存在意義にようやく到達しました。

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そしてメモの取り方。メモは全員が取ること。そして日本の名前を記録することを喚起。
それは、地元の人にフィードバックするためであり、地元の名前につまった知恵や歴史を
たどるためでもある。

次に外部者の役割として驚くことの重要性。ごみ分別とおなじようにセルフエスティームを
上げる効果があることをシェア。

他にも、引き出すことの重要性、成果物は地元に残すこと、地図の使い方などを伝える。
最後に初日に事実質問が崩壊したことを受けて、チーム内でそれぞれ戦略を作ってもらう。
一人が何度か続けて聞いていくのか、それとも同じテーマについて聞き込んでいくのか、
それぞれのチームでやりやすい戦略を考えてもらった。


◆あるもの探し

坂西はヤダブさん、ファイサルさんの組のリーダー役に。
地元案内人との調整が主な仕事。

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あるもの探しは地元学のエッセンスを体感できるワーク。
今回は3つの質問とカメラの使い方がテーマ。

この二つはある意味初心者用。
カメラに取れないものについては質問しない。
モノについて聞くときは3つの質問をする、
ということを意識することで事実質問を身体に馴染ませる。

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カメラにとれないものとは、村の人口や、しきたりなど。
もちろんものからそこに入っていくことはある。
しかし、あくまでもミクロからマクロへ。

例えば祭りの話が出たときに
「その祭りには村の人の全員が行くのか?」
という質問がでましたが、これまた何を聞きたいかよくわからない。
少なくとも「今年、あなたの家の人は何人参加したか」とかだと思うが。

という風にたまにそれることもあったが、
基本的にはカメラと3つの質問がうまくいっていた。

これは何、いつ、どこで、誰のもの、どのように使うのか、
誰が作ったのか、素材は何で作っている、、、などなど。

ただ惜しいな、と思うことも。
例えば田植え機。
これは何ですか「田植え機です」
これは何に使いますか「田植えです」
これは誰のものですか「数世帯で所有しています」

といい流れで来ているのに、ここで質問をやめてしまう。
さらに聞き込んでいけば、数世帯の所有のからくりから、
村のリアリティが浮かび上がってくると思うのに。

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こちらが提示した3回聞くということはクリアーしているが、
その先が繋がらないのが残念なところ。
その先を聞くことで何かが見えてくるのに、と感じました。

とは言うものの、あるものを探す、あるもの探しとしてはうまくいきました。
アウトプットが楽しみです。

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◆昼ごはん

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昼ごはんの大川の女性による特別料理。
じっさいは家庭料理としていつも食べているもの。それが大切だと考えています。
ちなみに坂西は今日の昼を楽しみに朝食を抜いてきました♪

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99%村でとれた食材という地元料理です。
ベジタリアンのパメラさんも大喜びでした。

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◆インタビューセッション

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このセッションでは、少し自由に聞きたいことを聞いていく。
ある意味、リフレッシュタイム。

ただそれぞれの質問は事実をきこうと4Wを中心に質問を組み立てていました。
特に「いつ」ということを意識的につかっているように感じました。

ただもちろんパーセプション質問も。
例えば「この活動を始めてどのような変化があったか」
「外国人が来たら目を合わせないようにしてきたけど、今は目を見て話ができるようになった」など。
応えるほうが上手ですね。

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◆共有化

遠藤さんの指揮でそれぞれ共有化と絵地図の作成に入ります。
まずはそれぞれ印象に残ったものを少なくとも5つ上げる。
その後、それを共有化。

それから写真を使い、それぞれテーマを設定し、
絵地図を作っていく。

いきなり写真を切りだすグループ、
カテゴライズに苦労するグループ、それぞれでした。

発表はコミュニティの人々に対して。

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グループ1、印象に残ったのは味噌。

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グループ2、印象に残ったのは肥溜め。

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グループ3、印象に残ったのは観音堂


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終了後は成果物を持って返らず、地域においていきます。



◆最後のリフレクション

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最後に短い時間だけどふりかえりを。
僕が急いで開始しようとしたらヤダブさんから
「ふりかりもいいが、まずリーダー役から評価を聞きたい」との意見が。
意外なコメント。まじめな今回のグループを象徴しているよう。

遠藤さんに話をふったところ「初日はどうなるかと思ったが、
今日の質問は良かった。あるものを聞けていたと思う」とコメントしてくれた。

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ハイロ「良い経験ができた。実際に事実質問をするときは混乱した。
    しかし、今日はリラックスでき、良い質問の訓練になった。
    事実の重要性について気づくことができた」

ヤダブ「今日の時間をくれてありがとう。練習ができた。
    あるもの探し、新しくはないが使える。
    特に地域を調べることはやっていたが、共有と発表の仕方が使える。
    地域の人をエンパワーするのにはベストの方法だ。
    初日は難しかったが、自分の地域でもやりたい。
    ただ今日はまだ二日目。練習していくことでまだ上達するだろう。」

ノト「すべての人のありがとうと言いたい。
   良い経験だった。あるもの探し。
   シンプルな質問から、地域の現実を見れた。
   自分の環境のことも考えた。小さな現実から大きなことも観れた。
   特に女性をどのようにエンパワーするか勉強になった。
   女性は以前は個人で料理をしていたが、集まることで力になる。
   自分の地域でも応用していきたい。
   まだうまくできないけど心配していない。中田さんも10年かかったといっていた」

アリ「最初に村で会った女性が歓待してくれた。イスラムの私の国ではそういうことはない。
   許可を求める必要があるので、印象的だった。
   初日はパーセプションしかでてこなかったが、今日は事実に基づいて質問ができた。
   吉本さんの3つの質問について集中できた。間違いもあったが、ステップバイステップ。
   事実、目に見えるものをにフォーカスする。これからは自分で練習できると思う。
   あるものとあるものをあわせて新しいものを作る、というのも新鮮だった。
   コミュニティをエンパワーすることも学んだ」

ファイサル「吉本さんのコンセプトはおもしろかった。地元学の影響について。
      今すぐ言葉では表現できないけどよかった。
      特に不平不満を言わないこと、何もないといわないことなど、学びだった」

パメラ「教室は違った。あるもの探しをしてエンパワーするということ。
    実践できたと思う。自分の国でもやってみたい。
    印象に残っているのは中村さんの笑顔。本当に素敵だった。」

朋実「訪問者に対する笑顔が印象的だった。本当に感謝している。」

夏波「朋さんと同じ印象を受けた。スキルに関してはシンプルな質問の重要性を学んだ。
   次にどのように上達するからは、具体的に質問についてリーダー役の人に聞きたい。
   どの質問が良くて、どの質問が悪かったのか」

芳田「最初の日、質問はあまりうまくなかった。しかし吉本さんのレクチャーのあり、
   よくなった。満足している。」

大川「大川の女性の笑顔が印象に残っているという話があった。
   男性の笑顔も見てほしい(笑)。これからは笑顔の大川、とでも言おうか。
   みなさん、今日は来てくれて本当にありがとうございました」
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