2010年11月18日

吉本地元学と水俣病患者の話

◆吉本地元学

水俣FW二日目。
今日は地元学の提唱者、吉本哲郎さんから話を伺う。

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地元学で目指すこと
1.人が元気なる
2.自然が元気になる
3.経済が元気になる
  ・経済の元気は3つある、お金、協働、自給

自分達でしらべる力をつける。ものをつくる力をつける。
ないものねだりをやめて、あるもの探しを。

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次に具体例として村丸ごと生活博物館の話をしてくれた。
村丸ごとは予算ゼロの活動。

村丸ごとをするためにあるもの探しをした。
まず、写真を撮る、そして質問するときは三回聞く。
1.そのものが何と呼ばれているか
2.何に使うか
3.他にはどう使うか

5000人以上の人が国内外から来たが、
それは世界初で、予算がゼロだから。

成果としては、おばあちゃんが元気になった、村がきれいになった、
ものづくりが進んだ、など。

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いつ、なぜ、これらの活動を始めたか。

以前は農林水産業にたくさんのお金を使っていた。
しかし、村は元気になっていなかった。
お金、時間、労力を使ったにも関わらず。

そこで農業ではなく農村を。林業ではなく山村を。
漁業ではなく漁村を元気にしようとした。
元気村条例を作った。

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頭石の勝目さんという人が、説明しに来てくれと言ってきた。
「私は最初に5分、良い面を話した。
 それから悪いことの話をした。悪いことはない。
 1.お金をだせとは言わない。2.仕事をしろとは言わない。
 3.勉強しろとは言わない。デメリットはないことは話した。
 最後にいやだったらやめたらいいといった」

村の人は、役所からお金がこない、だから気楽だ、と言った。
結果、笑顔がでてきた。人が元気になった。

私は水俣病の受難者に学んだ。
・海の者と山の者がつながればまちはどうにかなる。
・人は変えられないから自分が変わる。

水俣も世間は変えられないから水俣が変わった。
ないものねだりをやめてみんなで足元にあるものを探す。
それが地元学。愚痴から自治へ。

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あるもの探しのあるものとはリソースではなく、existence。
リソースだと選別してしまう。価値のあるものとないものに。
あるものはnegativeでもpositiveでもいい。

よそにあるものとないものがある。
そして、どこにでもあるもの、こまっているもの、
すてているもの、あまっているもの。

地元学は時間がかかる。それは人が育つ時間を必要としているから。

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◆チッソ見学

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チッソの見学。相思社職員と一緒なので中には入れない。
が、まぁ入ってもたいしたことは聞けない。

外から説明を交えつつ見学。
チッソの歴史や製品、今の経済状態など。

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そして現在の排水溝も見学する。

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◆みかん農家、田上英子さんの蜜柑園訪問

空き時間に蜜柑園訪問。
僕の水俣のおばあちゃん、田上英子さんです。
82歳。今も元気にみかん作りに励んでいます♪
実は水俣病で苦しんでいますが、そんなそぶりは見せません。
いつも笑顔でとっても楽しいおばあちゃんです。

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みかんちぎりもさせてもらいました〜

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◆ごみ分別の意味

遠藤さんがごみ分別について説明。
今日の最後に見学する予定。

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ごみ分別の説明と経緯を一通り話した後、
成果の話。

1.リサイクルして販売。地域にもお金がやってくる。
2.水俣病で壊れた近所づきあいが復活。
3.先進的な活動だったのでよそから褒められた。
  水俣病で卑下された水俣が褒められたのは始めて。

最後の3が重要で、水俣は誇りを取り戻した。
地元学の活動の一つと言える。


◆水俣病患者、吉永理巳子さんの話

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今回は吉永理巳子さんにきていただいてお話を伺った。
父や祖父を水俣病で失ったという話をしてくれました。

「初期の頃に規制をしていたらこんなには患者が増えなかった」
「水俣病の話ができるまでに40年かかりました。
 ようやく話せるようになってきました」

八木さんも通訳しながら吉永さんの悲しさが垣間見えたと話をしてくれました。
研修生も真剣に話をききいっていました。

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◆ごみ分別の見学

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今日の最後のプログラム。
コミュニティの人によるごみ分別の見学。

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実際にごみを分けている現場を見ました。
数も多いが、ボランタリィの選別が面白い。
パメラさんは「まだ使えそうなものがたくさん。
国に帰ったら売れそう」と言ってました〜

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途中で不法投棄のごみ問題で困っていたので、
良い研修と言うことでお手伝いすることに。
今日は最後に研修だけでなく、地域のお役にたててよかったです。
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