2009年12月14日

中田塾 第二回目!

・中田塾とは?
中田さんは居ないけど、マスターファシリテーター講座の修了生で
勝手に中田塾を名乗り、講座の復習や練習を継続し、
中田さんの教えの定着度を上げようと言う自主勉強会。

その第二回。
今回の参加者は7名。
6月講座から3名、7月講座から1名、JICA研修から2名、と坂西。
初顔合わせが多かったので、まずはお互い自己紹介。

それから勉強会の内容をみんなで考える。
前回は中田奥義の書を弟子が読み解く会、でしたが、
今回は参加者がいくつかの事例を持っているので、
その共有と課題分析をしてみることに決定。

◆ICC関西報告
まずは昨日、おとついとあったICC関西のイベント報告から。
中田さんを講師に招き、ファシリテーター講座を初日に行い、
二日目にその成果を活かしてディスカッションをするという企画。

ディスカッションではオープンスペーステクノロジーという手法を使ったそう。
テーマは決めなかったそうだが、提案したテーマは
「世界を豊かにするための課題と機会」など。
この手法は空中戦になることもあるそうで、そこを中田さんのFACTベースの
手法を組み合わせ実のあるものしようという狙いだったそうだ。
やはりいきなりFACTベースができるようになったわけではないが、
参加者の頭に残っていたことで議論が明確になった部分もあったそうだ。


◆インドネシアでの実践報告
防災NGOのNさんが、インドネシアでの経験をシェアしてくれた。
なんでも中田さんの対話術、特に直接言わずに気付きを与えるを実践したそう。

3人のチームで仕事をしていた。
Nさんと防災の専門家Aさん、防災教育の専門家Bさん。Nさん以外はインドネシア人。
防災に関する基本的概念をBさんが誤解しているというのが途中で明らかになったそう。
このままではプロジェクトに支障を来す。

そこでNさんは中田さんの教えを思いだし、
Aさんに協力を求める。具体的にはNさんはAさんに、
知らない振り、まだよく理解できないという風に再度基本概念の説明を求めた。
もちろん、Bさんの前で。そのことでBさんは「えっ、そういうことなの?」と
気付いたそうだ。その後、Bさんはきちんと理解し、プロジェクトも順調に進んだそう。
ちなみにBさんはとてもプライドの高い人だったらしい。

本人に直接指摘をせず、ゆえにセルフエスティームを下げることなく、
本人に気付きを与えた。セルフエスティームが下がることがなかったので、
本人が課題解決へ向けての一歩をうまく踏み出した、と言えるかと。


◆Iさんの職場でのスタディツアーの課題を皆でファシリテート

今日のメイン。Iさんの職場ではスタディツアーを行っている。
今年からサービスラーニングという名称になり、
地域貢献を通じて学びを深めることを目的とすることになったそうだ。

しかし、実際にはあまり学びが深まることはなく、
アジアと日本を比べて「日本に生まれて良かった」と物質的な豊かさに
満足してしまう参加者もいるとのこと。
そうではなく、もっと本質的な学びを深めたいというのが悩み。

上記をシェアしてくれた後、みんなでファシリテートに入る。

最初にツアーの基本的な情報を聞いた後、
それぞれがそれぞれの仮説に基づいて質問をしていく。

「事前学習会は何をしたのか?」、「事後学習会は?」
「上記の感想は問題なのか?」、「Iさんの責任範囲は?」
「ツアーについていく人は何人?」、「来年も関わるのか?」
「いつツアーの目的が関わったのか?」、「目的が書かれた物は?」
「Iさんで関われる事前学習のプログラムは?」
「Iさんの具体的な業務は?」、「以前のツアーで良い感想はあったか?」
「Iさんは評価にかかわれるのか?」、「関係者で話し合う機会は?」
などなど。質問は尽きることなく、約1時間半ほどIさんを質問攻め。
時間が来たので途中だったけど無理やり終了。

◆感想
Iさんの感想は、下記のようなもの。
「整理はされた。自分の願望かとは思っている。
 あと来年関われるかどうかがわからないのも課題」

聞き手のそれぞれの仮説は、下記のようなもの。
「教員はわかっていない」、「来年関われるかどうか」
「当事者ではない」、「教員が積極的ではない」
「プログラムの中身の問題」、「事前学習が受け身になっている」
「サービスラーニングはうまくいっている」、「Iさんの願望では?」
「ツアーの時の方が良かったのでは?」、
「教員とのプログラムの関わりかたに限界がある」
「サービスラーニング導入時にギャップが発生」
「サービスラーニングの内容を教員が理解できていない。」

個人的な感想としては、とても興味深かった。
しかし、皆で同時に質問するために、それぞれの戦略をたてることができず、
せいぜい2,3の質問しかできなかったので、難しさを感じた。
またIさんから「質問の意図がわかっておもしろかった」との感想もあり、
質問によって気付きを与えるどころか、気付きを与えようとしすぎて
誘導と言うか、半分提案になってしまっていることが明らかになった。
もちろんIさんに気付きを与えることはできなかった。
直接的な提案こそは誰もしなかったものの、
どうしても自分の仮説にひっぱろうとする質問が多かったように思う。

しかし、見方を変えれば、事実質問をし、その答えから次の質問の
ヒントを得て、事実質問をつなぐこと自体はだいぶできるようになったとも言える。
次回は平場での実践ではなく、課題は小さくてもいいので、
個別で実践をした方がいいかも知れない。そこで自分のスタイルの基礎を作るために。

なんだかんだで終了は10時間際。
みなさんわざわざお越しありがとうございました。
来月は1月15日予定。中田塾、続きます。
posted by taku at 00:00| Comment(0) | 中田塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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