2010年03月18日

ドン・キホーテの縁の市と姉妹都市になりませんか?

中田さんのJICA研修を受けた
アルゼンチンのギシェさんからの依頼を転送します。

ギシェさんはアズールというドン・キホーテ縁の都市で、
文化と教育を軸にしたコミュニティ開発に従事されています。

下記の文章はギシェさんが書いたものなのですが、
そのアズールで下記のように姉妹都市を探しているそうです。
もし何かお心あたりのある方は下記JICAのアドレスまで
ご連絡お願いします。


============================================================
NGO-JICA ジャパンデスク - メールマガジン 第70 │ 11月2009


04 アスル市〜ドン・キホーテの地として〜

革新的な経験:文化と教育を軸にしたコミュニティー開発



2007年、カスティージャ−ラ・マンチャ・ユネスコ・センターはアスル市をアルゼンチンのセルバンテス都市に認定した。1832年に創設された同市は、首都ブエノスアイレス市から南へ約300キロ、ブエノスアイレス州の中心部に位置する。しかし、パンパと呼ばれるアルゼンチンの草原地帯に囲まれた人口わずか6万人の小都市が、一体なぜ今回のような栄誉を授かることができたのだろうか。

!cid_2853959F69274A908C5BBCBC5D7980B1@zaigai_jica_go.jpg


その主な要因のひとつとして、同市がバルトロメ・ホセ・ロンコ氏と妻、マリア・デ・ラス・ニエベス・ヒメネス・デ・ロンコ女史が遺贈した貴重な文学遺産を保有していることが挙げられる。同夫妻はアスル市の文化面における発展を促進するため、彼らが住んでいた壮大で美しい家と豊富な個人書架、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ、セルバンテスの他の作品、その派生作品からなる壮大なコレクションを寛大にも市民図書館に寄贈したのであった。同コレクションは17世紀から20世紀にかけて出版された700作を超える書籍と写真から構成され、アメリカ大陸で最も完全かつ有名な私的セルバンテス・コレクションと言われている。

!cid_CEA569DB5E9942DFB312BE728EF64F5C@zaigai_jica_go.jpg


20年以上にわたり館長を務めたロンコ氏の名前が付けられた市民図書館は、長年にわたり文学遺産を守り続け、2004年にはコレクションを展示・公開する目的で、アスル市共済スペイン協会やアスル市役所とともに展覧会“セルバンテス・・・ラ・マンチャから・・・パンパへ”を開催した。同展覧会は多数の市民や機関・団体から支持を得て、国内のみならず海外からも最大級の賛辞が贈られたことで、同市がセルバンテス都市に認定される上での決定要因となった。


文化遺産は修復、保護、普及を行わなければならないが、これが言葉だけで終わってしまわないよう、活発かつコンスタントな原動力と目標達成を促進する創造力が要求される。ロンコ氏が亡くなってから半世紀、コミュニティー全体が文化遺産を自分たちのものと再認識して評価することは、今回の認定および文化と教育を中心に据えた同市の発展への大きな引き金となった。


それ以来、セルバンテスの世界を紹介してドン・キホーテの理念を伝えるため、コミュニティーとの関係を保ちつつ、一方で教育セクターの領域あるいは国境を超えた数多くの教育プロジェクトが開始された。こうして、次回で3回目を迎えるセルバンテス祭が毎年開催され、全ての住民の参加と交流を促進しながら、コミュニティーに単なる傍観者でなく主役としての参加を呼びかけている。フェスティバルの期間中は、絵画・彫刻展、映画、ダンス、演劇、音楽などの文化、教育、スポーツ、芸術に関する様々なイベントが開催される。郊外にある学校の生徒たちは年間を通じて、地元の造形アーティストであるオマール・“チロラ”・ガスパリーニ氏と美術スクールの指導の下、地元の歴史を学び、オープニングのパレードで使用する“頭でっかち人形”を作成する。また、地域・国際セルバンテスデーが毎年フェスティバル中に開催され、セルバンテスの作品に関する研究を行っている世界中の著名な学者たちが参加する。


アスル市の子供たちがイラストを描いた子供向けドン・キホーテの出版は、コミュニティーの団結を示す最高の証といえるだろう。同作品はスペイン人のホセ・マヌエル・ルシア・メヒアスと地元出身のマルガリータ・フェレルによる改作で、スペイン大使館の後援の下、アルファグアラより“ドン・キホーテとその従者サンチョ・パンチョの冒険”というタイトルで出版された。イラスト作成には地元の学校40校から2,500名の生徒と教師が参加し、セルバンテスの傑作に独自の歴史的背景、文学的なコンテンツ、イラストに関する知識を盛り込んだ。同作品は2010年のフランクフルト・ブックフェアに出品される予定である。


著名なスペイン人教授で、アルカラ・デ・エレナスのセルバンテス研究センターに所属するホセ・マヌエル・ルシア・メヒアス氏は、将来 “アスル市がいかに文化を発展の原動力に据えたかを研究した博士論文が作成されるはずで、この原動力はコミュニティーから、コミュニティーのために生み出されるため、無限の力を持っている”と断言した。


今回の事例の革新的な特徴は、他の地域開発プロジェクトとは正反対の道筋を辿っていることである。殆どのケースは経済的な要因にその他の要因が左右されてしまうが、アスル市の場合は文化と教育をコミュニティーの戦略的意思決定の軸とし、そこから経済成長を活性化する活動が促進されている。


2010年にアルゼンチンは建国200周年を迎え、アスル市は記念祭が開催される都市のひとつに選定されている。セルバンテスに関するテーマは様々な国々を結びつけ、人間の価値観、友愛、連帯、伝統を通じ、最も奇異、予想外、創造的な形で新たな関係を構築もしくは強化している。アスル市政府の事務長を務め、文部省の奨学金制度による元留学生であるルイス・マリア・ラフォッセ氏が言うとおり、“アスル市はグローバリゼーションにチャンスを見出し、今日の世界において、文化、多様性、共存、寛容、平和を象徴する都市としてアピールしている”。


このニュースレターを読まれて、アスル市と類似するよう日本の自治体等を知っていましたら、是非ご一報下さい。アスル市では、何らかの形でドンキホーテの精神を受け継いだ日本の自治体と、姉妹都市提携ができる市町村を探しています。是非ご連絡ください!

(E-mail: jicaag-jd@jica.go.jp)



詳細に関しては、以下のリンクをご参照ください

www.ciudadcervantina.org.ar

www.turismoenazul.com.ar

www.azulesturismo.com.ar



posted by taku at 17:37| Comment(0) | JICA研修(中田コース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。