2009年11月13日

ロールプレイ!


今日のリフレクションはオットーさんとフェロスさん。
まず片手を振る、フェロスさんが「何か音が聞こえるか」と。
でも、何も聞こえない。次に両手で拍手。するともちろん音が聞こえる。

次に机を一人で持ち上げる。JICAの机はけっこう重い。
それから皆で持ち上げる。
「一人では何もできない、もしくは苦労するが、
 協働すれば助け合える。良い方法を発見できる」

長畑さんがそれを受けて、
昨日の住民、外部者の片方が知っているだけでは音が鳴らない、
住民と外部者が両方知らないことを協働して見つけ出せば音がでるかも知れない。

さて、研修開始。
本来なら外にでて、観察をする予定だったけど、今日はあいにくの雨。
予定を変更してロールプレイをすることに。

テーマはWhat outsiders do?
&What the villagers react?
For the first time to visit the villagers

4グループにわかれる。外部者2、住民2。
まず設定の紙を渡され、各自作戦会議。

ちなみに僕は住民グループ。
設定は、森に依って生活してきたが、
政府が森を国立公園にしてしまい、入れなくなった。
そのために生活が成り立たなくなっている。
住民は政府への再考を求めるグループと、
別の生計を求めるグループがある。

私たちの作戦はとりあえず外部者の目的と、
提案を聞こう、というシンプルなもの。

ロールプレイ開始。
外部者がやってくる。まず向こうが自己紹介をする。
どうやらインフラが専門のNGOらしい。
自然の保護についても言及する。

そこで我らが村長がすかさず
「私たちは100年以上、自給自足してきた。
 自然の活用方法は知っている。森に入れるようにしてくれ」と要求。

しかし、NGOはどうやら別のことがやりたい様子。
そこでこちらから別の生計手段のことも要求する。
NGOが森の必要性を聞いてきたので、
1に食べ物、2に現金収入と答える。
こちらが政府の再考と別の生計プロジェクトを求め続けたため、
NGOは手がなくなったようで、次のミーティングを約束して第一幕終了。
第二幕も平行線。住民の述べる問題と要望に対して、
NGOは方法論を持っておらず、話がすすまないまま終了した。

その後、全体でふりかえり。
ロールプレイで色々なことを感じたようで、活発な意見交換がなされる。

長畑さんが、インフォーマルとフォーマルの違いなどを投げかけ、
意見を求めていく。そして、「HONNE」(本音)をどう聞くか、
どうやりとりをするか、とさらに投げかける。

また上記のロールプレイではDaialueがなく、statementばかりだったと指摘。
How we can faciliate, Be based on FACTをこれから考えていこう、と締め。

今回は参加して僕自身もとても勉強になった。
演じて、入り込むと色々な事を感じた。一つはこちら言った問題について、
何も聞かれなかった、ということ。問題に囚われる、ということもよくわかった。
また外部者は事実を確かめようとしない。長畑さんが指摘したように、
対話を試みるというアクションがほとんどなかった。入口はいっぱいあったのに。

今回の研修員は皆、対話の必要性を感じている。
コミュニティの資源を活用すべきだ、ということも確認してきたし、
それぞれが言葉で表現もしてきた。よく理解していると思う。

しかし、それでも、実際のケースではそのアプローチができない。
外部者が持っているリソースとニーズがずれていると立ち往生するしかなかった。

今日のロールプレイを通じて、
マスターファシリテーターのスキル、考え方の実践力を改めて実感した。

最後に、水俣FWの準備として、水俣のDVDを見てもらう。
「水俣その20年」の英語版とJICA作成のDVD.。

ソアネさんが「紛争から解決のプロセスは興味深い。このコースにとって良い
テーマ。水俣行きが楽しみ」と言ってくれた。
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