2009年11月26日

モジュール3スタート!

タイトル通り、モジュール3スタート!なのに、
午前中は所用につき欠席。

後で聞いたところによると
リフレクションはリチャードとオットーさん。
皆で手をつなぎ、いろいろ移動してぐちゃぐちゃに絡まる。
それを外の人間が解こうとしても、なかなかうまくいかない。
が、内部の人間がやるとうまくいく、というワーク。
昨日やった外部者としての役割を表現したワークだったようだ。

午前は三輪さんからモジュール1と2を振り返ってもらう、
という意味を込めて、3グループに分かれ、ポエム、劇、歌で表現する
というお題だ出されたそう。

結果、ポエム2が二つ、寸劇が一つだったらしい。
あるポエムでは開発を庭の花に例えたそう。
「適度に水をやらないと枯れるが、あまり水をやりすぎても良くない」

午後から参加。
午後の最初のセッションは三輪さんからのレクチャー。
参加の中身について。

参加とは何か、何を意味するか。
それぞれが自由に意見を言う。
その中で「体だけ参加、心は不参加」というものがあった。

三輪さんがそれを取り上げ、
その背景はなんだろう?と問いかける。
興味がない、共通のテーマではない、動員した、など。

それらの意見を受けて三輪さんが
「Ladder of participation」という考えを紹介。
1.動員、2.任務、3.相談、4.計画への参加、実行
5.意思決定、6.アジェンダ設定、7.自立
コントロールも強弱していく。

新しい考えを知り、研修員も興味津津の様子。
また三輪さんがそれぞれの組織での参加についての議論、
実際の活動での状況を質問したことで、場が活発になってくる。

休憩、ちょっとしたアイスブレイクを挟み、
水俣で出会ったグループを思い出してみる。
3グループに分かれて作業をする。

ガイド、障害者、おれんじ農家、市役所、小学生、
マスコミ、お店の人、警官、林業家、ナイトパブのお客さんなどなど。

その中から誰と主に話をしたか、だれから情報を得たか、
抜き出してみる。するとコミュニティリーダー、前市長、
NGO職員、市役所の職員などが出てくる。

全て男性だった。女性グループは料理を作ってくれた人が上がる。
三輪さんが「情報はほとんど男性から、そのことを覚えておいて。
そして女性と男性で得られた情報に差があったかどうか考えてみて」
という事を問いかけて今日のセッション終了。

2009年11月25日

対話の方法

今日の午前は昨日のふりかえりを受けて、
対話について。

まずセルフエスティームの重要性について。
例の和田大先生の5%方式を巡っての、
ラマさんとクマールさんの話を紹介。

その後、長畑さんがFACT質問のことを再度確認し、
坂西がFACT質問の練習ワークを進行。
テーマは「なぜコミュニティ開発に関わるのか?」を
WHYを使わずに聞く。

テーマ設定は昨日長畑さんから宿題として出されていた。
最初は中田さんのワークを素直に拝借し、
「なぜこの研修に参加したのか」にしようかと思っていたけど、
長畑さんと相談して「上司に言われて来た」とかもあるかもよ、
ということで上記に決定。

ふりかえりではFACT質問の難しさや、
心地よく答えることができたなどの感想もあり、
初回のワークとしてはまずまずか。

しかし、個人的には英語でのファシリテーションの難しさを実感。
上記のワークも最初にテーマを明らかにしてしまったため、
質問の如何に関わらず、答えを言ってしまうなどの状況が生まれてしまった。
最初に質問者だけを連れ出してテーマを与えるなどの工夫をすべきだったと反省。
そもそも日本語でも進行したことないことをいきなり英語やろうとしたのが間違いか。

午後は研修員のオーガナイズシェアリング。

今回はフィリピンのリチャード、レオ、
アフガニスタンのフェロス、
ネパールのディポッグ。
それぞれに写真あり、映像ありでそれぞれの活動や
その背景がよく理解できた。

2009年11月24日

水俣ふりかえり!

今日は初の車でJICA大阪へ出勤。2時間20分が50分で到着。早い。
車を使った理由は、メインファシリテーターの長畑さんが仕事の都合で、
朝来れないということで、進行をまかされたため。
短い時間で、かつやることもふりかえりと決まっていはいるものの、
不安いっぱいで早く行って用意しようと思って車にしてみた。

午前中はともかく水俣のふりかえり。
ともかくスケジュールを時系列で振り返ってもらうことに。
最初は朝早く行って、スケジュールを板書しておこうと思ったのだけど、
ふと思いなおして、研修員に思い出してもらい言ってもらうことに。

進行を開始するとスケジュール表を見ようとするので、
「スケジュール表は見ないで思い出して」と言ってみる。
少し戸惑いがあったが、順調に出てきた。

その出方が面白かった。記憶に強弱がある。
あるセッションンは話が少し長くなったことがあったのだが、
その時の事などは何分スピーチがあったか、その後の質問は何分しかなかったとか、
詳細に覚えていて、思わず笑ってしまった。

総じて言えば、公私関わらず自分で観察したことはよく覚えていて、
レクチャーなどは記憶が薄かった感じ。ふりかえりもきちんと覚えていて
すぐにでてきたけど、レクチャーはモノによっては出てくるのに時間がかかってしまった。
思い出す、というのは正直なものだと思った。
また自分があんまり覚えていない部分などもあり、他の人の指摘で気付くことも多かった。
スケジュールのふりかえりで1時間かかってしまった。長畑からの指令が全然終わっていない。。

その後、スケジュールを踏まえて、ようやくFACTを考えていく。
まずは個人で、できるだけ書き出してもらい、それをグループでシェアしてもらう。
ここで午前中終了。

昼食を挟んで、長畑さんにバトンタッチ。
「帰国したら水俣のことを知らない人に水俣のことを伝えないといけない、
 その時には今出した事実をベースにしないといけない。事実を基に教訓を考えてみよう。」

ということでLearningを考えてみることに。
この作業とシェアリングでほぼ午後の時間を費やす。
途中、長畑さんのダンスセッション??
別件で来たJICEの人が一言
「楽しそうな研修ですね、これが研修ですか?」
いえいえ、ただの休憩時間です(笑

ちなみにでてきたFACT,及びLEARNINGはこんな感じ。

FACT・・・ごみ分別、クリーンセンター、地域の人の参加、ホスピタリティ、安全な水、
行政と市民の協働、ネガティブなイメージをポジティブに、村丸ごと博物館、
小学生の参加、ごみの22分別、地元学、あるもの探し、80%の人工林などなど

LEARNING・・・吉井元市長の存在、村をきれいにしている、地元学で自信を取り戻した、
外部者の役割、外部者の目を借りて地域の資源を見つける、組織化されたコミュニティ、
住民参加ではなく、行政参加、差別されている患者が自信を持って語っていた、
間違いから学ぶことができる、自然を持続的に活用することができる、
コミュニティの関係性を学ぶ必要がある、伝統的な活動の維持の重要性などなど。

上記のシェアリングを受けて、長畑さんがコメントをする。
「職場や村に帰って伝える時に「自然の持続的な活用を学んだ」と言って伝わる?」
参加者から「日本でないと学べないことなのか?と言われるよね」と応答があり、
長畑さんが続ける。「こういう表現だけを伝えても伝わらない、事実だけでも伝わらない。
事実と物語、そこからの学び、その両方を持って帰らないといけない。」

なるほど、確かにそう思う。水俣という固有の事例から学んだことを抽出すると、
一般的なものになってしまった。私たちはその固有の事例という事実を共有しているから
伝わるけど、それがない人たちには一般化してしまうと伝わらないだろう。大きく頷く。

今日のハイライトはここから。
長畑さんが「最後に一つ。日本人サイドからの感想をシェアしたい。
大川と頭石という二つのコミュニティでの私たちの経験の違いはなんだろう?」

実は長畑さん、八木さん、相思社の遠藤さんとの間で、ふりかえりを持った際に、
「二つのコミュニティでのそれぞれの体験を通してでてきたアウトプットに差があった。
大川では事実が少なく感想が大め、逆に頭石では事実が多く、
より躍動感に満ちたアウトプットになっていた。具体性も伴っており、
実際に地域の人との距離感もより親密な関係を築くことができた」

この差を私たちは、地域への入り方の違いだという仮説を持っていた。
大川では、地域に入り、いきなり地元学、あるもの探しという調査をした。
一方、頭石ではまず地域の水源に挨拶に行き、地名の由来の石を見て、
地域の人の手作り郷土料理をいただいた、作っている場所なども見た。
そういった交流密度の差が影響しているのではないかと考えていた。

長畑さんはそのことを投げかけてみようと言っていた。
僕はどのようにやるのだろう、と注目していた。
自分がやる場合のイメージが持てなかったからだ。

長畑さんは私たちの仮説には全く触れずに、
ただ2つの間に違いがあったかどうか、何か気付いたことはあったかどうかを
聞いていった。決して誘導するようなことはしなかった。

すると「頭石では対話の時間が多かった」、「料理のプロセスも見れた」
「大川では調査のようだった」、「頭石ではインタビューも交流の一つになった」
などなどの感想がでてきた。研修員もまた同じように感じていたようだった。

それらを受けて長畑さんが「ファシリテーターとして、開発ワーカーとして、
どう振舞うことが必要か、この経験から学べることができるね」とコメント。

今回のスケジュールで外部者の地域への入り方や振る舞いを学ぶことが目的、
意図されていた訳ではない。しかし、思いがけない経験からこのように重要な、
そして実践的で、共有の経験をベースにしているからこそ腑に落ちる学びができる。
それも全てはファシリテーション次第。レールを引いて、想定した学びだけに
引っ張っていっては今回のような学びはありえない。
自分がちょってやってみて、うまくいかなかった後だけに、
経験と方法論を持ったファシリテーターの真価を垣間見た思いだった。

2009年11月23日

新!マスターファシリテーター講座初回!

今日は約二か月ぶりに中田さんと再会。
インドネシアのたばこにやられたらしく喉を痛めてはる。
午前中は、みやげ話を聞き、講座の準備。
領収書、収入印紙、会場準備、配布物の用意などなど。

定刻通り、14:00から開始。
参加者は9名、内一名仕事の都合で欠席で今日は8名。
ボランティアスタッフのMさんと僕を入れて計10名。
今回もNGO関係の人、学校の先生、市役所の人、
そして企業で働いている人、経営者など多様な顔ぶれ。

今回の講座はインドネシアでの和田さんとのやりとりで
より良い研修法を編み出したようで、リニューアル版とも言えるもの。
今までに伝えきれなかったより具体的な練習法を講座の中で学べるようになった。

ただ流れそのものは基本的に今までとそれほど変わりはない。
まず参加者の自己紹介、中田さんの自己紹介。
バングラでの経験、とうとう滞在中に曇りガラスが晴れることはなかったという話。

それが晴れるようになったのきっかけとして和田さんとの出会い。
ラオスに評価団の一員として一緒に行った時の話。
和田さんがインタビューを始めると村人の本音が「必ず」でてくることに驚く。
具体例として例のラマさん、クマールさん、和田さん3者のやりとりを紹介。
詳しくはこちらをどうぞhttp://www.f3.dion.ne.jp/~ipdev/Nwada-tatsujin2.html

そしてこの講座で学ぶことを確認。
1.行動科学
2.対話術
3.セルフモニタリング

セルフエスティームと行動変化の関係を説明し、
ソーシャルワーカーの役割の半分以上は質問力にある、と言及。
もちろん誇張して言えば、という前置詞つきですが。
重要なのは「どの質問から始めるか」それによって方向性が決まる。
しかし、その時はそれがわからなかった。

それが突然わかった瞬間、下記の質問を思いつく。

朝ごはんは何が好き?   ごはん

2.いつも何を食べているか? ごはん

3.今朝は何を食べたか?   パン、(昨日はごはん、おとといはごはん)
これによって一般化した質問は考えを聞いてきたこと、事実を聞いていなかったに辿りつく。
ふりかえって思い出すと和田さんも事実しか聞いていなかった。

その後、5W1Hが何を聞いているかを確認した後、WHYの危険性に言及。
中田さんが坂西に振り、ひげの事例を紹介。
外的要因、内的要因の話をして、自分がした失敗の原因を披露。
「考えさせないで、思い出させる」

そして練習へ。ここからがリニューアル版。
曰く「今までは理屈はわかってもその訓練方法がわからなかった。
だから和田さんと僕以外できなかった。今回はその訓練方法を持ち帰ってきた」

まずペアを作る。
先攻後攻を決め、先攻の人たちを中田さんが連れ出す。
そこでテーマを教える。

後攻の人はテーマもわからず、先攻の人の質問を受ける。
10分経過したところで、質問を中止し、テーマを考えてみる。

テーマは「何か一つのモノを選び、セルフエスティームを上げる。
エントリーポイントを見つける」かな。そういえば正解を聞いていないな。
その後、攻守交代。

その次に二人で一つのモノを選び、それをエントリーポイントに
考えられる質問を10以上考える。それに対する答えも出す。
次にその中から3つ選び、そこから次に進む質問を考えていく。
しばらくやった後に、その3つの中から答えをある程度知った上で、
自分が興味を持てる質問を選ぶ、というのがワークの全貌。

ポイントはまず10の質問を考える、その次に3つ選ぶ、か。
10の質問を考えるということは、先に進む前に、
質問をいくつも考えることが可能であること、実際に考える練習。
3つを選ぶのはリカバリーポイントとするため。
そしてメモはとれない実践での覚えておく方法として、
リピーティング、一度口に出す、という方法を伝授。
その後、宿題を伝える。宿題もリニューアル版。

リニューアル版初体験。
今までと言っていることは全く同じ。
しかし、今まではリカバリーポイントの話などは
言葉で説明するだけだった。
今回からはそれが具体的な練習方法の形に落とされていた。

実際に今までfact questionを試みてきて、
行き詰った時も多々ある。その時にリカバリーポイントの話を聞いていても、
実際にきちんと戻ってやり直せたことはない。
確かにこのワークでその具体的なやり方を体験できたように思う。
ただまだやり方を体験できただけにすぎない。
いきなりできるようになるわけではないので、宿題を含めて、
練習を積むことが必要だと感じた。

最後のふりかえりでは「事実を聞く質問」という概念が
参加者にインパクトを残したことがそれぞれの言葉で表現されていた。

2009年11月21日

水俣から関西へ移動 

4泊泊まったスーパーホテルを後にして鹿児島空港へ。
途中、PAで休憩するもトイレしかなかった。
でも、地図があり研修員はそれなりに楽しんでいた。

空港につき、だいぶ時間があったので、自由時間。
飛行機は少し遅れるも無事出発。

今日の課題はモノレールからJICAシャトルバスへ乗り継ぎ。
到着時間が少し遅れたので、ちょっと時間がやばくなる。
八木さんが付き添ってくれました。感謝。

空港を出て、久々に事務所に寄る。
KECの八十さんから明後日のマスターファシリテーター用の会議室のカギを受けとる。
1Fのカフェ部分の新店舗のお話も聞く。順調らしい。
そうそう1Fカフェが新オープンしました。ぜひ一度お越しください。

事務所でちょっとした事務処理をして帰宅。
神戸は水俣よりも寒くないなぁ。

そうそう写真UPしました♪
見て下さい!
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